title

久々に週末の天気予報が「晴れ」、もう今シーズンの夏山は店じまいしようと思っていたのだが!「まだ登られそうだね、、、何処にしよう」「高い山は雪だろうし、あまりキツイ山もねぇ〜〜〜こうなりゃもう一度日高山脈の展望狙いで行こうか。久々に横山中岳」
横山中岳には5年前に登っていた。天気はまずまず、展望もそれなりに良かったのだが、、、当時はズーム機能がついていないデジカメだったために、悔しい思いをしていた。「今度こそ!!」そんな気持ちでもあったのだが、最近のピセナイ山と言いピンネシリと言い、いまいちスッキリとした展望には恵まれていない。「あまり期待しないほうが・・・」そう自分達に言い聞かせながら土曜日の午後から札幌を出発、2週連続の三石道の駅での車中泊となったのである。

2006年11月26日、目覚めると日高の山並みが見えていた。コンビニで朝食をすませて登山口へと向かう。札幌から国道235号線で新ひだか町の三石市街を抜け、三石川手前から富沢方面へと左折する。約4.6kmほどで信号を左折、約3.1kmで小さな標識に沿って右折する(ここは見逃す可能性あり)。その後は道なりに約2kmほどだろうか、小さな標識を見て右折するとすぐに駐車スペースとなる。

「あれ、誰かいるよ!」誰も登っていないと思っていた私達はびっくりしながら近づく。同じML仲間の札幌のsugawarさんご夫妻だった。お互いに照れ笑いしながら挨拶を交わす。お二人は横山中岳から北横山まで行くと言ってひと足先に出発した。私達も早速準備をして出発8時00分。
少し進むとほどなく放牧場の中を登って行くことになる。10分ほどで放牧場の有刺鉄線をくぐり抜けると「横山中岳登山口」の標識を見る。「南日高の展望台」と書かれていた。

放牧地
放牧地を登って行く

登山口
放牧地の端が登山口

登山口標識

綺麗に笹刈りされた明るい樹林帯の登山道を進んで行くと、左がカラマツ、右にトドマツ林の急な登りとなる。風は無く気温も少し高めのようである。すぐに汗が噴出しそうになった、立ち止まりアウターを脱いだ。「確か登りはキツイ筈だからゆっくり登ろうね」そう言いながら5合目の「極楽平」を目指した。

登山道

トドマツ林

尾根が細くなりツツジの木が目だってきた。「確かこのあたりはつつじヶ原通りだったと思うんだけど・・・」、5年前に登った時の記録はあまり読んで来なかった。そのほうが新たな発見をすることもあるし、先入観の無い新鮮な気持ちで山へ向かうことが出来るからだ。しかしそれが・・・

再びトドマツ林の急な登りとなり、ひと汗かくと一旦なだらかなになって「そろそろ極楽平かなぁ〜〜〜」そう言いながら標識を探した。しかし見当たらない「まだ先かもしれないね」、私達は休まずに進んで行った。やがて木々の間から山頂が望まれてきた。

登り

山頂が
木々の間から山頂方面が望まれた

登山ものがたりへ
次のページ
HOME