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3月21日春分の日、せっかくの祝日である。前夜帰宅してから結論を出した、天気予報はあまり良く無い、と言っても天気図を見る限り荒れるような天気でも無く、風は弱そうだ。「やっぱり行こうか〜丸山」さすがにこの時期ともなるとよほど標高の高い山か北に位置する山でも無い限り粉雪は望めそうにも無い。一週間の中日の祝日である、こんな時には無理せずに「休めよ!」と言われそうだが、残り少ないシーズンを考えると・・・つい足が向いてしまう。

2007年3月21日午前8時、私達は当別町丸山に向かって国道脇を出発した。別狩岳のスタート地点から約1km浜益寄りの国道脇が今回のスタート地点である。小雪が舞い下りていた、上空はどんよりとした曇り空「ま、高い山では無いから〜〜それほど荒れる事も無いと思うし〜〜今日は展望狙いでも滑り狙いでも無く、運動狙いだからね」そう自分達に言い聞かせるように林道を進んで行く。

スタート地点
スタート地点から橋に向かって

橋を渡って間もなく砂防ダムを過ぎて渡渉地点を探して下りて行く。スノーブリッジは全く問題無く〜すんなりと渡り「さて尾根へ!」と前方の急斜面を見上げたのだが、、、今年は雪が少ないためかこのところの暖気のためか、、、斜面には大小の雪塊が沢山流れ落ちてきていた。「こりゃあちょっとまずいなぁ」と少し先へ進んだがやはり雪塊がまるで小さなデブリのように前方を塞いでいた。

渡渉〜
渡渉は問題無しだったが・・・

無理でしゅ!
行く手を阻まれ・・・

こんな時は安全第一だ、とばかりに林道ルートへと変更する。幸いなことに林道にはウッスラとトレースが残っていた。前日積った雪は数センチほどか、ラッセルは軽い。
上空から少し陽射しが差し込み青空が感じるようになってきた。「こりゃあ良いかも!!」途端に機嫌が良くなって足取りも軽くなる。しかしそう毎度旨く行く事が運ぶ訳が無い、上空はまた曇り空に覆われた。「今日はこんな天気なんだろうね」「良いんじゃないの、運動なんだから・・・」ミネラル飲料を飲み干して林道を進んで行く。

やがて林道は二手に分かれるが、右へ大きくカーブして行く。地図を見ながら位置を確認する。このまま林道を進んで行くと最悪でも当初の予定ルートに合流出来るし、地形を見ながら途中から登っても行けそうである。

林道を
林道ルートへ変更した

大きくカーブだ
分岐は右の林道へ〜

そんな予想とピッタリ、トレースは林道を離れて登って行く。「うん、良いよ!この方向でOK」おばさんは歩き始めた。広い沢地形の中を登って行く、それほど急な斜面では無い。時々コンパスを見ながら歩き易いところを進む、段々と疎林となってきて帰路の滑りに期待が膨らんだ。固い雪面に積もった数センチの雪はまだまだ軽い粉雪だと感じていた。いつしか私達を導いてくれたトレースは消え去っていた。

背後に大きな山並みを感じて振り返る、、、別狩岳方面の山々なのだろうか、その上部は雲に包まれていて確認は出来ない。きっと青空だったら気持ちの良いロケーションになるのだろう。

いよいよ尾根に向かって
いよいよ尾根へ向かって

気持ちの良い斜面が広がるんだ

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