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今年もニセコの紅葉を楽しみにしていた。ネットで情報を集めながら「この日だっ」と日程を決める。2006年10月14日、倶知安町から道道58号倶知安ニセコ線を五色温泉方向へと向かう。ワイスホルンスキー場への分岐から約1.3km弱、道路の左側に「鏡沼」の看板を見つけた、午前9時30分。周囲には2,3台の駐車スペースが数カ所あるが既に車が止まっている。「どうしよう、もう少し先に行ってみようか」少し先に2台ほどの空きスペースを見つけ、Uターンして車を止めた。

上空は青空である、しかしちょっと風が強そうだ。早速出発準備をしていると見たことのある車が「あっ、、、kさん!」同じネット仲間のkさんご夫妻だった。やはり鏡沼に行くと言う、隣に車を止めてほぼ同時に鏡沼に向かった。

入林届け

散策路

昨年もその綺麗な紅葉の写真を見て、今年こそと狙っていた鏡沼。ひっそりと静まりかえった沼の雰囲気からあまり訪れる人はいないと思っていたのだが、駐車している車の数からすると結構メジャーな存在になったのかもしれない。入林届けに記入〜午前9時45分、整備されたなだらかな散策路を進む。キノコの本を片手に進むkさんご夫妻、私達は散策路脇に沢山赤い実(マイズルソウなのか)を見つけてしゃがみこむ。可愛らしい小っちゃな秋にカメラを向けた。
それにしてもどうも周囲の木々の紅葉が気にかかる、、、葉が枯れていて彩りも鮮やかではなく、あの紅い色がほとんど無いのだ。「こりゃあちょっと・・・」

人の声が近づいてきた、やがて大勢の人達とすれ違う。言葉遣いからすると本州の人達のツアーのようだ。「素晴らしかったですよ、感激しました」そんな声を聞いてちょっと期待が膨らんだ。

出来たばかりのような立派に橋を渡る、少し登りになるものの全般的にはなだらかな散策路である。入口から約35分で鏡沼の標識を見た。

マイズルちゃん
小っちゃな秋

橋です

鏡沼へ

「どうなんだろう・・・」ちょっとワクワクしながら進むと視界が開けて前方に鏡沼が広がった。木道を進んで行く、、、青空いっぱいだ、、、しかし〜〜〜期待していた紅葉の彩りはあまりにも冴えない。強風で沼の水面にさざ波が立ち対岸の景色が写っていない。力なく沼を通り過ぎて奥へと続く路を進んだ。樹林帯に入ると少し紅葉を楽しめるものの、それは特段注目できるものでもなかった。

沼に戻りカメラを向ける、、、確かにこれで風も無く対岸が輝くような紅葉だったら・・・「残念だねぇ」呟きながらも一応カメラにおさめた。「来年だよっ、もう一度来年こそ!」そう誓いながら沼を後にした。

木道だよ
鏡沼の木道を行く

鏡沼
鏡沼

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