元山と笹山、道南にあるこの２つの山には、昨年ＧＷに（５月３日）登っていた。その時はまだ登山道に結構雪が残っていて、お目当ての花を見ることが出来なかった。「今年は雪が少ないから、もう咲いているかもしれないよ。やっぱり登山道で見たいし〜」そんなおばさんの予想をもとに今年も・・・

２００７年４月２９日午前８時登山口を出発、今回は笹山から登って元山へと周回するコースを選んだ。すぐに樹林帯に入りジグザグと尾根に向かって登って行く。約１０分ほどで尾根上に出る。

明るい尾根上のなだらかな登りが続く、広い登山道脇には花々が咲いていて、最近すっかりデジカメにハマッてしまったおばさんも撮影に余念が無い。キクザキイチゲやカタクリが一面に咲いていた。「やっぱり去年よりは大分早いようね」どうやらおばさんの予想は当ったようだ。

やがて前方に鳥居が見えてきて、登山道はその手前から左の斜面へと下って行く。沢にかかる小さな橋を渡る。昨年はこのあたりは雪で覆われていて橋は隠れており、危なげなスノーブリッジを慎重に渡った地点である。

エゾエンゴサクも満開だった。ちょっとアングルをかえてシャッターを押して見る。１年ぶりの花を見ながらの山行である、「花に囲まれながらの山歩きは楽しいなぁ」そんな気持ちに包まれながら、ちょっとぎこちない構えでファインダーを覗く。

雪景色や広大な展望を撮影するのとは勝手が違う、花ひとつ撮るのにも時間がかかってしまう、少し遅れておばさんの後を追った。やがて水場を通過する。