リベンジ!! ペケレベツ岳(1532m)強風の山頂に立つ

標高約1350m、ほぼ前回撤退した高度まで登る。「行けそうだね!」そう確認しながらジグを切って俯き加減に登って行く。この頃から上空は暗くなり始めた、風も強くなってきた、どうやら雲に包まれてきているようである。

やがて背の低いダケカンバの木々やハイマツが行く手を阻む。右に左にとかわしながら進む。「もう射程距離だね、このまま行こう」この頃になるともう誰も展望など期待していなかった。ピークハンターと言うにはほど遠いが、今期koyaさんは3度目、私達は2度目である、一応の区切りはつけておきたい、体力的にも問題は無さそうだ。

前方に稜線を感じるようになる、koyaさんがブッシュの切れ間をついてちょっと覗いてみる「な〜〜〜んにも見えない」ただただ苦笑するのみであった。

ジグを切りながら
俯いてジグを切りながら登る

背の低いダケカンバの間を行く
低いダケカンバの木々をかわしながら

雪面が硬くなってきた、エッジもほとんど効かない、硬い雪面に少し積った雪の上に立つとズルリとスキーが流れる。慎重に歩を進めた、山頂はもう目の前である。風は一段と強くなり、まるで私達を蹴散らすかのように雪が吹き荒れる。ガリガリ、、、流れるスキーに操られてなかなか進まない。山頂の西側から回りこむように慎重に登りつめた。

山頂へ向かって
山頂に向かって(写真提供:koyaさん)

山頂直前
山頂はもう目の前

12時45分、ついにペケレベツ岳の山頂に立った、「リベンジだぞぅ〜〜〜やったぞぅ〜〜〜」そんな言葉は強風にかき消されてしまう。目で合図しながらとりあえずの記念写真を撮る、もう立ってるだけで精一杯!!

記念写真1


記念写真2
写真提供:koyaさん

と、、、一瞬雲が途切れてきて、、、うっすらと周囲が見え・・・いやまたすぐに視界は閉ざされ、結局山頂から見えたのは下の2枚の写真だけ。まあ説明するほどの場面でも無い。「約4時間の登りで得た展望がこれかい!!」そう思ったのは私だけでは無いだろう。

ほらっ

見えたぞっ

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