標高約1350m、ほぼ前回撤退した高度まで登る。「行けそうだね!」そう確認しながらジグを切って俯き加減に登って行く。この頃から上空は暗くなり始めた、風も強くなってきた、どうやら雲に包まれてきているようである。 |
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雪面が硬くなってきた、エッジもほとんど効かない、硬い雪面に少し積った雪の上に立つとズルリとスキーが流れる。慎重に歩を進めた、山頂はもう目の前である。風は一段と強くなり、まるで私達を蹴散らすかのように雪が吹き荒れる。ガリガリ、、、流れるスキーに操られてなかなか進まない。山頂の西側から回りこむように慎重に登りつめた。 |
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12時45分、ついにペケレベツ岳の山頂に立った、「リベンジだぞぅ〜〜〜やったぞぅ〜〜〜」そんな言葉は強風にかき消されてしまう。目で合図しながらとりあえずの記念写真を撮る、もう立ってるだけで精一杯!! |
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と、、、一瞬雲が途切れてきて、、、うっすらと周囲が見え・・・いやまたすぐに視界は閉ざされ、結局山頂から見えたのは下の2枚の写真だけ。まあ説明するほどの場面でも無い。「約4時間の登りで得た展望がこれかい!!」そう思ったのは私だけでは無いだろう。 |
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