標高約600m付近で山頂から南西に延びる比較的細い尾根のひとつに取付いた。強い陽射しが照りつけていた。「これが2月の雪山なんですかねぇ〜〜〜」koyaさんがちょっとあきれ顔で言う。確かにそうだ、暑いと感じるほどの陽射しである。雪もちょっと重くなってきていた、、、 |
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尾根を登るにつれて少しずつ木々が疎らになってきた。しかしまだ疎林と言った感じは無い。「この雪だし(重め)、この木々の状態じゃあ滑りはちょっと楽しめそうに無いですね」「ちょっとねぇ」koyaさんと顔を見合わせながら呟く。 |
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標高約750m付近から尾根は広がりを見せはじめ、段々と傾斜も緩んで美しい疎林となってきた。滑りとしては絶好の場面なのだが、、、「もうちょっと雪が、、、粉雪が欲しいですね、、、ちょっと重いし、、、この傾斜ではスピードも出ないだろうし」 |
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「真っ白な雪面と青空!」そんなコンセプトで迫ってみてはどうだろうか、、、なんて偉そうにカメラを構える。ファインダーを覗く、、、なだらかな斜面を登って行く一行、そして青空の彼方に消えて行く・・・でもその青空がどうも納得出来ない、薄く流れる雲はどうしてもこれから展開されるであろう大展望を邪魔しそうな気配を感じるのだ。 |
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