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音江山(795.6m)は深川市の南に位置する山で、沖里河山、イルムケップ山と共に音江連山として親しまれているようです。近年山スキーツアー等でも登られているらしく、ネットでも美しい写真が紹介されたりして「行きた〜〜〜い」そんなおばさんの声に、おっさんも軽い腰を上げたのでした。

2006年1月15日早朝、道央道をまっしぐら「深川IC」で下りて、T字路を左折、約600mで音江市街の信号を左折、約1.8kmで左折、あとは道なりに約3.2km進むと、現在は営業していない沖里河温泉に到着です。ここが音江山のスタート地点となるのですが、工事用のプレハブが建っていて(工事は3月まで)綺麗に除雪されていました(日曜日でしたので無人でした)。

早速準備をして午前8時15分mスタートです。橋を渡って建物の裏側に出ます。まずは528m標高点(剣山)と380mポコのコルを目指して南西に進みました。「げげげっ、トレース無いよっ!!!」おっさんは当然誰かが登ったトレースがある事を期待していたのですが、全くそれらしき跡も見当たらず「こりゃあ、今日は山頂までラッセルだなぁ」と肩を落としたのでした。

温泉跡
沖里河温泉跡

コルへ向かう
コルへ向かう

しかしラッセルはそれほど深くは無く10〜20センチ程度、雪質も軽く軽快に?進んで行ったのです。コルからは高度を下げ過ぎないように意識して進んだのですが(帰路の登り返しを避けるため)、逆に少し登り過ぎてしまい、途中から一気に沢へ向かって高度を下げて林道へ!

その後はスノーブリッジを探しながら進みました。標高約420m地点で手ごろなスノーブリッジを発見、ふと近くの木の枝を見るとテープが巻きつけられていました。「ふんふん、これだなぁ!」おっさんはニンマリとしながらスノーブリッジを渡ったのです、9時10分。

林道跡
林道跡を進む

スノーブリッジ
スノーブリッジを渡る

さあ、いよいよここから尾根に向かうわけですが、何処から登っても斜度的にはさほど変わらないようです。おっさんは計画段階から早目に尾根に上がってしまうことにしていました、帰路に少しでも長くなだらかな尾根を滑りたかったからです。

真っ直ぐに尾根に向かうとどんどんと急斜面が迫って来ました。「さてと、ここから登って行こうよ、比較的木々も少ないようだし、滑り降りる時のことも考えてトレースをつけて行こう」おっさんは偉そうにおばさんに方向を指差していました。
おばさんは今日も率先してラッセルです。急斜面でのラッセルとターンの練習も兼ねていましたから・・・「そうそう、そこでターン、、、足を下ろして、、、違うよ〜〜〜そうそう、、、あっ、あっちの方角が良いよ、、、だめだめ、それじゃあ駄目!!!」おっさんの小やかましい声が周囲に響き渡ったのでした。

登り1

尾根への急斜面を登る

登り2

途中で休憩を入れながらも、黙々と登りました。もちろんおっさんもしっかりラッセルしています(誤解の無いように!)。やがて上空に青空が見えて来ました。「もうすぐだ、尾根に出るぞ!!!」、スノーブリッジを渡ってから約1時間弱、二人は遂に尾根へ上がったのでした。

尾根へ

スキーコーナーへ

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