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今シーズンの雪山は、やはり温暖化の影響を受けて雪が少ない。昨年の12月には登る山を選ぶのにもひと苦労だった。毎年仲間で企画している奥手稲小屋行、すっかりノビノビになって〜〜〜2007年2月3日、私達は春香小屋前に集合していた。上空は青空、天気は上々である。

今回のメンバーは、あのQさん、koyaさん、kasumiさん、ノンキィーさん、そして私達の6名。仕事の関係で遅れてkakutさんご夫妻が出発する手筈である。準備をしていると奥手稲山まで行くと言う千歳のたかさんご夫妻が到着。午前9時5分スタート、早速ラッセル開始である。

久々の小屋泊装備、しかも今晩の具材や飲み物がタップリと入ったザックがズッシリと重たい。ゆっくりと交代でラッセルしながら進んで行く。「こりゃぁ、今日は小屋までこの調子かなぁ」ちょっと気落ちしながら休憩タイム。青空の下に広がる背後の山々を見ながらミネラル補給をする。

スタート
春香小屋前をスタート

休憩〜〜
ちょっと休憩

林道終点手前で若い男性二人が追いついてきた。待望の?小屋番さん、つまり北大のワンゲル部員さんである。「今晩は宜しくね、いじめないでね」と、あのQさんが優しく?言葉をかける。ニッコリと頷きながらワッセワッセとラッセルしながら先を進んで行く。「いっやぁ〜〜〜助かったねぇ〜〜〜」「これからは失礼にあたるから決して追いついてはいけません」等と冗談も飛び出す。

林道終点で奥手稲山へ向かうたかさんご夫妻と別れを告げる。いよいよ沢を遡って行くことになる。しかし小屋番さんのトレースがあるから心強いし、ラッセルも無し、、、淡々と進んで行く。沢のスノーブリッジも概ね問題無し、順調である。しかしこの頃から時折強い風が吹きつけるようになった。やがて沢を離れて984mピークから北に延びる尾根を登って行く。

沢を辿る
沢を遡り

いよいよ尾根に向かって
尾根に向かって登り始める

尾根の東斜面をトラバースして行く、小屋が近づくにつれて上空は薄日を感じる程度になった、もう青空は無い。まあ今回は展望狙いでは無いし、吹雪いて視界が悪くさえならなければ、ユートピア斜面の滑降も楽しめるし、小屋での晩餐には全く差し支え無い。(と、負け惜しみ的発言をしておく)

「小屋が見えたよっ」koyaさんが叫ぶ、ホッとする瞬間である。今年も奥手稲山の家は奥深い森に包まれて、ひっそりと佇んでいた。「これがまたたまらないよなぁ〜〜〜」毎年見る光景なのだが、、、その静けさ故にたまらない郷愁も感じるのである。

トラバース
東斜面をトラバース

さあ、小屋だぞい!!
奥手稲山の家

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