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一年前からの約束の山行だった。「是非ともご一緒させて下さい」そんなお願いに快諾してくれたyamazさん、音更山に続いて今年2度目の同行となった。そんな山行であったのだが、心待ちにしていたおばさんは急用で参加出来ず、地団太踏んでの自宅待機となったのだ。
2006年8月5日、koyaさんの車で十勝三股の除雪センター前の駐車場へ、yamazさんの到着を待って宴会兼打ち合わせ!!!翌朝ニペソツ山登山口へ〜〜〜駐車スペースには本州ナンバーの車が多い。奥にはテントも張られていた。準備をしている人達を見ながら午前5時15分登山口を出発した。

すぐに急斜面にとりつく、久々に先頭を歩く、、、ゆっくりと確実に〜〜〜そう自分に言い聞かせながら登って行く。最初から先頭に立つことはめったに無いのだが、何回も登っている山だし、小天狗までは展望も無い、それならある程度自分のペースで歩けるトップを・・・そんな我侭を許してもらいながら黙々と登る。30分ほど歩いてまずは小休止!これはいつものペースである。
やがて高度が上がってウペペサンケ山や西クマネシリ、ピリベツ岳のシルエットが浮かんで来た。「晴れるのかなぁ〜〜〜、、、」「見えるんじゃないですか」yamazさんが自信ありげに言う。

1484m地点を過ぎるころに私は最後尾にまわった。やっと頭上もすっきりとして青空も十分に感じる。小天狗に向かってどんどんと登って行く。

登山口
登山口

小天狗への登り
小天狗に向かって登る

やがて小天狗の山腹をトラバースするように進むと、大きな岩が前方に立ちはだかる。ここはちょっと緊張する箇所である。yamazさんとakamさんは上へ〜私とkoyaさんは小さなステップとホールドを頼りに岩をへつるように進む。ほっとして前方を見ると前天狗は雲に包まれていた。

「あの雲はどうなんだろうね、、、風は結構あるので流れてくれそうだけど・・・」、そんな願望に近い言葉も「でも今日は花狙いだから良いんじゃないの、、、照りつけられるよりも涼しくて良いかもよっ」などと言い訳に近い言葉で片付けられるのだ。

岩場

前天狗
前天狗

登山口から1時間45分で天狗のコルへ! ちょっと輝きを失いつつあるウサギギクやマルバシモツケをカメラにおさめる「一応ね、撮っておきますか」。ミネラル補給をする、青空が広がっていたが心地よい風が暑さを和らげてくれる。

「あれが1662m地点ですよ」前週そこに立っていたyamazさんが指差す、「そこからのニペもまた素晴らしいんでしょうね」yamazさんは頷く、背後にはウペペサンケ山が美しい。

天狗のコル
天狗のコル  写真提供:koyaさん

ウペペサンケ山
遠くウペペサンケ山

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