859mポコは南斜面をトラバース、コルからはチラっとフレ岳へと向かうルートを見定めながら進路を東へとり、いよいよ山頂へ向かって広くてなだらかな尾根を進んだ。この頃から目印のリボンが目立つようになって来る。確かにこの尾根で吹雪かれて視界不良になれば怖いところだろうが、、、 |
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コルからのなだらかな登りは山頂まで約1km強、5年前の山行でもそうだったがその単調さ故に凄く長く感じてしまう。行けども行けども登りが続くと言った印象である。 |
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「ちょっと、、、休もう、、、」おばさんが辛そうに言う。私もかなりダメージを受けていた、重い雪である。その雪はシールにくっつき、ダンゴ状になる。シールワックスを十分に塗っておいたせいか簡単に払い落とせるのだが、またすぐにくっつく。「ヨシッ、休もう、とにかくユックリしよう」、スキーを脱いで足元を休める。 |
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