眼下に広がる支笏湖を手中に〜〜〜丹鳴岳(1039.6m)

やっとの思いで広い山頂部に辿りつく、何処が山頂なのか・・・5年前に見たダケカンバの木に打ちつけられた山頂標識を探した。前方には恵庭岳が見えてきた、「こりゃあもう間違い無く展望ゲットだな!!!」私は確信しながらおばさんの後を追う、、、「あったよぅ〜〜〜」おばさんが叫ぶ、丹鳴岳山頂である、12時15分!

山頂へ

記念写真を

正面には恵庭岳が圧倒的な迫力で聳える、そしてその奥には紋別岳が控えさらにはモラップ山へと続く。眼下にはコバルトブルーの支笏湖が一段と鮮やかに広がり、そんな湖に浮かぶように風不死岳と樽前山が佇む。上空の薄い青空が湖や山々の輪郭を一層際立たせる。「すっごいぞ、、、こりゃ綺麗だぁ〜〜〜、、、ほら、あの樽前山の溶岩ドームも真っ白い雪で囲まれている」

北側の展望は木々の間から覗き込む、手前の真っ白なフレ岳は思っていたよりも遠くに見え、小漁岳から漁岳へと続く稜線が美しい。

恵庭岳
恵庭岳と紋別岳

支笏湖&樽前山
支笏湖と風不死岳、樽前山

風不死岳と樽前山
風不死岳と樽前山をズーム

漁岳方面
左手前がフレ岳、奥に小漁岳と漁岳

再び徳舜瞥山やホロホロ山の展望を確認してほっとひと息。山頂は無風のポカポカ陽気だった。「少しゆっくりしようよ」久々に雪のテーブルやベンチを作りドッカと腰を下ろした。「あぁ〜〜〜かなりシンドかったけど、、、それ以上に素晴らしい眺めだねぇ〜〜〜」。5年前の吹雪きの山行を思い出しながらホットコーヒーを飲みパンを食べる、食後のフルーツゼリーがたまらなく美味しい。「もうすっかり春山モードねぇ〜〜〜」

12時55分、シールを外して下山を開始した。重めの雪も所により一部ザラメになっていて意外と滑り易い。少し登り返しもあるのだが、粉雪とは違ってほとんど苦にならないで通過する。尾根から林道へ滑り降りる疎林の斜面は心地よいザラメ状態だった、大声をあげながら滑り降りる。

いやっほーーー

林道歩きは途中休憩も含めてたっぷりと1時間15分、、、、私は膝がガクガクになるのをおぼえながら疲れ果てた体で駐車地点に滑りこんだ。「やっと着いたぁ〜〜〜着いたぞぅ〜〜〜」そう叫びながら見上げた空はもう雲に覆われていたのである。

    コースタイム(含休憩時間)
駐車地点 07:25  尾根取り付き 10:00  山頂 12:15-12:55
林道へ 13:35  駐車地点 14:50  【登り 4時間50分  下り 1時間55分】

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