１１月も中旬になると、さすがにもう登れる山も少なく、、、札幌近郊の山々には既に雪が積っているようだし、しかも冬型の気圧配置でとても好天を望めそうにも無い。

こうなると少しでも南へ、、、そして標高の比較的低い山〜〜〜「カムイヌプリなんかどうだろう、幌別ダムコースからはまだ登っていないし、天気も比較的良いようだし」。今回目指したのは室蘭岳と稜線続きのピーク「カムイヌプリ」です。この山には２００１年１０月末に室蘭岳の水元沢コースから登っているのですが（縦走）、幌別側からは初めての挑戦でした。

幌別ダム横から「カムイヌプリ登山道入口」の看板を見て林道へ入り、凹凸とむきだしの法面に注意しながらゆっくりと約２ｋｍ進むとゲートが現れ、手前に数台の駐車スペースがあります。右が案内板や入山ポストのある登山口になります。

２００５年１１月１２日午前８時ちょうど、時々日差しを感じながら登山口を出発しました。今回の行程は標高差約５３５ｍ、距離約２．５ｋｍ（片道）ですから、時間的には十分余裕がありそうです。歩き始めて間もなく飛び石伝いに川を渉り３合目。水量は少なく特に問題はありませんでした。

登山口

最初の渡渉地点

上空は時々日差しを感じる薄曇り、風も無く静かで穏やかなスタートとなりました。左にトドマツ林、右下に沢を見下ろしながらどんどんと進んで行き、また沢を渉り左岸へ（ここも飛び石伝い）！。更に進んで４合目の標識を見ながらトドマツ林の中へ、、、

左にトドマツ林、右下に沢を見下ろしながら進む

トドマツ林

トドマツ林を抜けると水場（５合目）でした。ちょっと汗ばみながらドリンクを飲み干す・・・「暑いわねぇ〜〜〜」でも立ち止まっているとすぐにヒンヤリとしてきます。

５合目を過ぎると斜度も増してきていよいよ尾根に向かって登って行きます。登山道脇には笹や小さな枝に巻きついたツルリンドウが実をたくさんつけていました。「すごいわよっ、これっ」「おぉ〜〜〜お見事」そんな会話を交わしながら綺麗に笹刈りされた登山道を登って行きました。

水場（５合目）

尾根へ向かって登る