小石狩岳からニペノ耳へ向かう

急斜面を稜線へと向かって登る、最初は低木のトンネルだったのだが、、、やがてハイマツのトンネルとなった。「あぁ〜〜〜これってぇ〜〜〜」おばさんがハイマツに押し返されている、なかなか進まない。「先に行くよ!」と勇んでみたものの、「こりゃぁ〜〜〜それぇ〜〜〜おおおっ、、、」等とハイマツとの格闘が始まった。
「もう少しでハイマツの背が低くなりますから」遠くでyamazさんの声がする。やっとハイマツの上に出た、ほっとしながら稜線を目指した。

10時10分稜線へ〜石狩岳が未踏のkoyaさんはザックを下ろして「それじゃぁ、行ってきます」と足早に稜線を歩き出した。私達はゆっくりと沢装備をといて腰を下ろした。

稜線へ向かって
稜線へ向かってハイマツとの格闘

行ってらっしゃーーい
石狩岳に向かうkoyaさん

遠くにkoyaさんの姿が見えている、「どうやら手前のピークに立ったようですね」「往復1時間もかからないでしょうね」、、、相変わらず上空は晴れたり曇ったりであった。陽射しがあたるとウラシマツツジの紅葉が輝く、「それっ!」とばかりにシャッターを押す。

30分ほどでkoyaさんが戻って来た。ちょっとだけ休憩して、と言っても残留組としては十分休んだのだが〜〜いよいよニペノ耳に向かって出発である。

ウラシマツツジの紅葉

さあ出発

一気に展望が開けて細い稜線と大きな山容が展開する、「わぁ〜〜〜」おばさんはうれしそうに叫んだ。「良いですよねぇ〜〜〜この稜線は」yamazさんも言う。「koyaさん、良いでしょう、この細くて切れ落ちた稜線は〜〜〜」シュナイダーコースから石狩岳〜川上岳まで歩いたことのある私はちょっと自慢しながら言った。「いっやぁ〜〜〜すごいですね!まるで日高の山並みのようですね」

小石狩岳の稜線付近は見事なまでに切れ落ちている、いやそそり立つと言った方が良いのかもしれない。そんな光景を楽しむようにおばさんが先頭で進んで行く。紅く色づいたウラシマツツジが登山道脇を埋めていた。

小石狩岳付近の稜線
小石狩岳付近の稜線

まぶしい〜〜〜
ウラシマツツジの紅葉

細い稜線を行く

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