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昨年2月に登り、広がる大展望を楽しんだ幌向岳、この山の情報ではネット友のJAJAさんに何かとお世話になっていた。そのJAJAさんが東尾根ルートへ向かうと言う。「ラッセルはまかせて〜」と同行をお願いし快諾を得た。

2006年1月21日午前7時40分、スタート地点である林道入口に着いた。国道沿いに駐車スペースを確保するため除雪から始まる。このためにお互いスコップも用意していた。除雪を終えて装備を整え8時5分、林道をスタートである。「さあ、行くわよぅ〜〜〜」気合が入る、予想通り最近誰も入山していた様子も無い、いきなりのラッセルが始まった。

ラッセルぅ・・・

「結構深いなぁ」そんな私の心配をよそに、JAJAさん姉妹とおばさんが先頭を交代しながら進んで行く。ちょっと離れて写真を撮って急いで追いつき「交代しますよぅ〜〜〜」。比較的軽い雪ではあったがラッセルの深さは30センチ前後と言ったところか、、、まだまだ長い道程を考えゆっくりと進んだ。

昨年よりは積雪量が大分少ない、山側の樹枝には大きな雪塊がついていて、今にも落ちてきそうでちょっと怖かったのだが、今年はそんな心配も無さそうだ。上空には青空が広がり始めていた。周囲の木々が輝く、、、「わぁ〜〜〜綺麗だね」そう言いながら夕張川支流の対岸を見ると、密集した針葉樹林が雪を纏って輝くさまも見事である。

陽射しが。。。

結構お見事

林道を約30分、尾根取付きである。尾根取付きと言ってもまだ林道跡?は続く。JAJAお姉さんが「上から撮るから・・・」と言ってひと足先に登って行った。私達は少し遅れて登り始める、カメラを構えてお姉さんが待ち構えていた。

林道跡が不明になるころ、地図を取り出しGPSで現在地を確認して、コンパスを切る。この付近の地形がちょっと紛らわしいところかもしれない。やがて目印のテープが目に入り、憶えのある地形を見つけてほっと一息。なだらかなカラマツ林だったかな?を抜けていよいよ登りの核心部が近いことを感じるのだった。

尾根とりつき

小さなポコを登り切ると視界がグンと開けて真っ白な斜面が目に飛び込んで来る、上空も青空だ。「おぅ〜〜〜綺麗だぁ〜〜〜、、、やったぁ〜〜〜」歓声が飛び交う。ラッセルは一段と深くなって来る、稜線が近づくにつれて傾斜もきつくなってきた。おばさんと先頭を交代する、、、ここはとりあえず男としての?自分が先頭に立つしかあるまい!そんな気負いもあった。

大きくジグを切りながら進んで行く、深いラッセルに思わず根を上げたくなる。「うぐっ」と堪えながら踏ん張る。稜線直下の急斜面を慎重に横切る「ちょっと離れて・・・一人づつ・・・」そう言いながら進んだ。

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おっさんラッセル・・・(写真提供:JAJAさん)

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写真提供:JAJAさん

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