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2006年5月6日、私達は国道230号線を洞爺湖へと向かっていた。湖畔を巡る道道132号のバス停「岩屋」から山側に約900m入り、最終人家の手前の登山口に降り立つ。今回目指すのは「早月山」である。
この山は今年2月に山スキーで登っていたのだが残念ながら遠望が効かず「雪が解けたら登って見れば良い」と思っていた。今年は雪が多かったせいかまだ春の花々を楽しむにはちょっと早そうだが、このところの連日の暖かさからすると、野山では一斉に花々が咲いてきそうな感じがする。「今のうちに登っておこうか」と言う事になったのである。

午前7時40分、登山口をスタート〜〜ほどなく樹林帯の中を抜けて両側を笹に囲まれた登山道を進む。雪解けの影響なのか登山道には少し水が流れていて湿った状態であった。天気はまずまず、青空が出ていたし気温も上がっているようだ。

樹林帯を

登山道

10分ほど歩いて「苦労坂」の看板を見る。山スキーでは結構登りだったと感じたところであるが、すんなりと登って見晴らし台に立つ。

登山道の両側を見ながら「え〜〜〜っと、このあたりかな〜〜〜〜あの木を巻いて進んだのは・・・あの倒木だったっけ〜〜〜」そんなことを言いながら進んで行くと「小鳥の泉」に着いた。「ここからだよ、登山道から離れて真っ直ぐに山頂へと向かったのは」私は2月の山スキー行を思い出していた。

苦労坂


小鳥の泉
小鳥の泉(涌き水)

「小鳥の泉」を過ぎて小さな沢を渡ると、やっと登山道が乾いてきた。早月山への標識に誘われるように笹に囲まれた登山道を進む。やがて視界が開けて平坦地に飛び出した。「天然水源広場跡」と書かれた板が木に打ちつけられている。周囲には特に施設跡などは見当たらない!この付近から大量の涌き水でも出ていたのか?

沢を渡る
小さな沢を渡る

視界が開けて

天然水源広場跡
天然水源広場跡

広い平坦地を歩いているとウグイスの鳴き声が聞こえて来る、あっちからもこっちからも、、、私も口笛で応答しながら軽い足取りで進んで行く。登山道は途中で林道跡から離れて真っ直ぐに進み、笹に囲まれた斜面を登って行く。私は東側に目をやりながら山スキーで歩いたルートを目で追っていた。

平坦地を進む
平坦地を進む

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