2006年5月13日、アポイ岳は〜〜〜やっと開花が始まった

インフォメーション2006年5月13日、koyaさんと一緒にアポイ岳に登ることにした。今年は例年よりかなり花の開花が遅れているとの情報であったが、やはり一度この目で確かめてみたかったし、山を下りてからの「周辺で咲く春の花散策」にも期待していたのである。

薄日の差す高曇りの空、風は弱い〜天気はまずまずのようだ。途中の掲示板で今咲いている花情報を得る。まだ6種類程度、、、「今日また何か咲き始めているかもしれないよっ」確かにそんな楽しみも感じる登山である。

アポイ岳周辺は今年(平成18年4月)から登山道以外へは立入禁止となり、更に幌満コース(幌満登山口〜幌満お花畑間)は閉鎖・立入禁止となって、ヒダカソウ生育地の保護を図っていくこととなった。

入山ポストで届けを出して午前6時55分スタート、もう既に何組かの人達が登っていた。中には本州からのツアーらしい20名のグループも記載されている。「本州から来て花が少ないとガッカリするだろうね」そんな話しをしながら登山道を進む。
1合目を過ぎて樹林帯に入る、早速ヒメイチゲが目に入って来た。「今年のお初だからっ」koyaさんは久々の夏山モードでうれしそうにカメラを向けた。少し登って行く斜面でエゾオオサクラソウが咲いていた、いつもの場所である。「この時期にはやはりこの花だよねぇ〜〜〜」私も控え目にシャッターを押した。

エゾオオサクラソウ
エゾオオサクラソウ

のんびり〜〜〜
静かな登山道を行く

足元には小さなフイリミヤマスミレ、そしてミヤマエンレイソウが少し咲いていた。、コミヤマカタバミはまだ花びらを閉じていて「帰りにはきっと咲いているよね」、、、そして小さなショウジョウバカマが所々で見られる。
「う〜〜〜ん、やはりまだまだこれからだねぇ」と言いつつ5合目への登りとなる。気温はそれほど上がってはいないようだが、風が無いので汗ばんで来る。

8時05分、樹林帯を抜けると5合目の休憩所だ。いっきに視界が開けて目の前にはアポイ岳山頂部が大きく立ちはだかる。深い沢を流れる水音だろうか、絶え間無くゴーーーっと鳴り響いている。汗を拭きミネラル飲料を飲みながら休んでいると、一人の女性が登って来た。「こんにちは〜〜〜」えりものkusaさんだった。「後から登って行くから途中ですれ違うかも・・・」と言っていたのだが、もう追いつかれてしまった。

5合目だよっ
5合目(休憩所)

いよっ、koyaさん!
アポイ岳山頂を見る

5合目からは馬の背に向かって少し階段を上がり、そして急な岩場の登りとなる。このあたりから足場が悪いので注意が必要だ。俯き加減に登って行く、それは花々を探しながら、、、

「あぁ〜〜〜まだですね」アポイアズマギクの蕾があちこちに見られた。「アポイタチツボスミレよっ!!」、、、「あっ、サマニユキワリが・・・やっと咲き始めた〜〜〜」おばさんが指差した。私とkoyaさんはカメラを構える、何度も見ている花なのだが、その初々しい表情には緊張?するものだ。「来週あたりには結構楽しめるんだろうね」そう言葉を交わしながらシャッターを押す。
サマニユキワリと前述のミヤマエンレイソウは登山口の掲示板の開花情報には書かれていなかった花である。きっと夕方には追加されるのだろう。

これからがキツイのだ
馬の背への急な登り

アポイタチツボ
アポイタチツボスミレ

サマニユキワリ
サマニユキワリ


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