20001年9月8日(土)、天気予報はどうも全道的に良くないようだ、そう判断したおっさんは予定していた東大雪への挑戦を簡単にあきらめ(←軟弱なんでっすぅーー)、それではという事で、比較的晴れそうな近郊の山をチョイスし始めたのでした。
結局落ち着き先は
「余市岳」、札幌市最高峰なのですが、何故か今まで登っていなかったのです。

登山口小樽が近づくにつれて雨がポツリポツリ!!「これじゃあ、駄目じゃない?」「まあせっかくだから登山口まで行ってみるかい」。

国道393号に入るとガスが立ちこめ、ほとんどあきらめ状態で、キロロリゾートの中を通り抜け、最奥のマウンテンホテルの横から林道を走ること約4キロ弱、登山口へ到着です。

さあさあ、どうするんだ、登るのかい、止めるのかい??おっさんは
いつになく早い判断で「登るどおーーー」とつぶやいたのでした。
その背景にはガスがすごく白っぽく、比較的薄い?感じだったのと、雨は降らずと予測したからなのです。

そんな
いい加減なおっさんの予測にあきれ顔のおばさんも「まあ行きましょうかぁ」と11時30分登山口を出発したのでした。
こんな遅い登山口出発は初めてでした。山頂まで4.6km、おっさんの予測登山時間は登り2時間、下り1時間半でしたので、山頂の休憩時間をいれても、17時には余裕で下山できるだろうという計算だったのです。(本当はもっと早めに出発したかったのですが、おっさんひさびさお寝坊さんだったのでした、あはっ)

ガスに包まれ、大きな
「クマ注意」の看板を横目に見ながら、沢沿いの道を進みます。

急斜面を登る沢音が大きいはずです、結構な水量でした。沢の岸を歩いたり、飛び石づたいに渡渉したり(もちろん登山靴でokです)、なだらかな道をどんどん進みます。

山頂まで3kmの地点へ。さて、この標識を過ぎてまもなく、いっきの急登となりました。ここは滑りやすくヨッコラショ、ワッセと登るのですが、下山時も注意が必要ですね。

その後もしばらく登りが続き、あれれっ??「明るくなってきたんじゃない??晴れるのかしら??」そんなおばさんの問いにおっさんは
「う、う、うん・・・晴れると思うよ、、」と不安そうにつぶやいたのです、トホッ!

余市岳の稜線
余市岳の稜線

スキー場ゴンドラ駅そしておっさんの予想通り木々の間からは余市岳の稜線が見え出すと、もうおっさんは得意げに叫ぶのでした。
「ほーーら、晴れてきたぞーーーおーー」しかし、いつものスゴイ展望についてまでは言及しないのでした、、とぼっ!

やがて傾斜が緩やかになってくると左手にキロロスキー場のゴンドラ駅が見えてきました。なだらかな斜面をしばらく進むと、やがてスキー場からのコースと合流し(12時35分)、いよいよ余市岳へ向かって稜線上を歩き始めました。

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