余市岳へのコルから

さてこの頃から又あたり一面をガスが覆い、しぶしぶ歩いていると前から一人の男性が来ました。「こんにちは、どうでしたか?山頂は」、「ガスがかかったり、途切れたりで、日本海方面は晴れているようですが、、、、、一面雲海でしたね」。

そんな言葉になんとなく沈みこみながら、余市岳へのコルへ向かおうとした時でした。目の前の真っ白な景色はふうーーっと吹き飛び、ドシャーーンと余市岳が現われたのでした。

突然視界が開け

「あれーーーっっ!!」「お、お、おおーーーぉっ!!」おばさんとおっさんは控えめに叫んだのでしたあぁぁぁーーー

目の前には余市岳がぁぁ
余市岳が目の前にぃぃーー

さてコルからの急斜面をどんどんと登ります。前日からの雨の影響でしょうか、斜面には水が流れています。ジグザグと登り、エゾオヤマリンドウがまだ咲いている斜面を歩き、ふと振りかえると朝里岳方面へと続くなだらかな稜線が見え、

朝里岳へと続くなだらかな稜線
朝里岳へと続くなだらかな稜線

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