荒れた登山道を登り、広がる展望と美しき花々を手にする! 

徳舜瞥山
(1309m)〜ホロホロ山(1322.4m)

崩壊した沢地形を進むおっさんとおばさんは今年の雪解けころから徳舜瞥山のお花見登山を計画していました。
徳舜瞥山には1998年9月と翌年の10月に登っているのですが、お花の時期には何故か登っていなかったのです(山スキーでは昨シーズン2回挑戦していますが)。

「きっと花がきれいに違いない」そんな期待を胸いっぱいに2003年6月15日(日)天候晴れ、午前8時鉱山跡コース登山口を出発です。
この登山口が5合目(標高約700m)ですのでご注意を!

登山口からは沢地形を進み尾根へと出ることになるのですが、ゴロゴロと石の転がった登山道はやがて階段歩きとなり、しかしこの頃から登山道の様相は一変して、沢はいつ決壊したのか、階段の一部をえぐりとり、見るも無残な状態となっていたのです。

大小の岩石がゴロゴロと転がる沢地形の中を歩き、ペンキで指示された方向へと導かれ、林の中へと入って行きました。木々に覆われた登山道では、ナンブソウがあちこちに目立たぬように咲き、花歩きは静かにスタートしたのです。

ナンブソウ
ナンブソウ(メギ科)

どんどんと進んで行くと、先を行くおばさんが立ち止まって声をあげました。「かわいぃ〜〜〜」、ベニバナイチヤクソウが朝露に濡れながら、そのピンクの花をうつむき加減に咲かせていたのでした。

「あっ、こっちにもあるよ」おばさんの声におっさんはデジカメを抱えて走り回るのでした。

ベニバナイチヤクソウ
ベニバナイチヤクソウ(イチヤクソウ科)

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