荒れた登山道から尾根に出る

やがて水場(6合目)の手前に辿りつきました。以前ここには橋がかけられていたのですが、もう見る影もありません。
あたり一面を崩れ落ちてきた岩石が覆っていて、そのすさまじさを感じてしまうほどなのです。水場はかろうじて残っていて、ベンチもあり休憩ポントとして利用できるでしょうね。

堆積した岩石

そんな登山道ですが、まわりにはミツバオウレンが咲き、カタバミ、スミレ、マイズルソウ等が優しく包みこんでくれるのでした。

ここからしばらくデブリ(雪崩や山崩れの堆積物や岩石が積み重なったもの)の中を進むと尾根に出て、大滝コース(旧道)との分岐となります(7合目)。

ミツバオウレン
ミツバオウレン(キンポウゲ科)

ダケカンバの尾根道はどんどんと明るくなってきて気分もすっかりお花モード、エンレイソウやミヤマエンレイソウ、そしてサンカヨウの白い花が周りの緑に反射して輝くと、おっさんはもうカメラモード全開?いやいやまだまだ半開となって写しまくるのでした。

サンカヨウ
サンカヨウ(メギ科)

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