2002年7月27日(土)18時、おっさんとおばさんは望岳台駐車場にいました。間もなく急遽同行のkoyaさんも到着、簡単な作戦会議のあと20時には車中で眠りについたのでした。
おっさんは思い出していました。十勝岳に最初に登ったのが1999年8月15日、山頂では流れる雲で全てを見ることはできませんでしたが、上ホロカメットク山への稜線を歩きたい衝動にかられました。
そして2000年、7月15日に美瑛岳〜十勝岳を計画し、視界不良の美瑛岳山頂へ立ち、そのまま下山、
リベンジとばかりに7月30日再度美瑛岳へ、しかし十勝岳方面の視界不良で、美瑛富士をまわって下山。
おっさんは十勝岳山頂から見た、あの荒涼とした大火山灰地を忘れられませんでした。いつか天気の良い日に歩きたい、、、そしてその日がいよいよ目の前に来ているわけであり、天気予報は間違いなく、、、
ウトウト、、、はっと目が覚めたおっさんは車のガラス越しに真白な世界を覗いていました。「なんだ〜〜こりゃなんだ〜〜」時計は22時をまわっていました。
午前1時、おっさんは月明かりで目が覚めました。車のドアを空けてみました、あぁ〜〜まばゆいばかりの月明かりに山のシルエットがくっきりと見えているではありませんか〜〜〜
「はははーーー間違いない、絶対間違いない!」おっさんはそう言い聞かせるように又シュラフにもぐりこんだのです。
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