さて登山口を出て30分くらい進むと、やっと1合目の標識が現われます。「ナヌーーまだ1合目??」とふてくされたくなりますが、ここはもう経験済みですので「ほらねぇ〜結構1合目までは長いんだよね」とおっさんは知り尽くしたかのようにつぶやいたのです、エヘン!
しかしこのしっかりと整備されたなだらかな長い道のりは退屈であり、当然のごとく2合目もまた30分後でありぃ〜〜〜
「あれっ??れれれっ?」おっさんは首を傾げました。「確か〜〜〜もう来ても良さそうだけどぉ〜〜〜」えっ?誰を待ってるんですか??
その時彼方から「ブーーーン!」と言う音を響かせながら「オマッターーー」とばかりに虫さんがご登場したのです。しかし1昨年よりかなり少なめの虫さんたちなのですが、そこはそれ少数精鋭でしっかりと団結しながら攻撃してくるわけであり、「ブーーーン、ビヨーーーン!!チクチク、、」。おっさんとおばさんは防虫ネットを出そうかとも思いましたが、「なんのこれしき、虫さんが怖くてお花見ができるかい!」とまとわりつく虫さんたちを払いのけながら進んだのでしたぁ〜〜「カユーーーイ!!ポリポリ〜〜〜」
さて、このなだらかな道は3合目まで続き9時7分、やがて少しづつ斜度が増してきて、ヨッコラショと小さくジグを切って登りきると5合目9時36分、登山道は大小の岩石で多少歩きづらくなります。
どんどんと登ってやがて目の前がパーーーと開けると、お待たせしましたぁ〜〜〜7合目です10時20分。おっさんはあたりを見まわしました、「あれれっ??お花は???」そうなんです、1昨年に来た時はもうこのあたりから一面のお花畑だったのです。「ちょっとまった〜〜〜まだ、まだ早いんじゃないの〜〜せっかくこの曇天に来たのにぃ〜〜〜」
ちょっと気落ちしながらもポチポチと咲いている花にカメラを向けていると、先を進むおばさんが叫びました、、「ウッワーーーすごいーーーーっ」、、、えっ、おっさんもかけつけました。いやいやぁ〜〜〜お見事、お、み、ご、とーーーーシナノキンバイソウやエゾノハクサンイチゲ、トウゲブキやチシマフウロ、斜面に沿ってドドドドドーーーッと一面に咲き乱れているではありませんかぁ〜〜〜
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