晩秋の空沼岳に空沼(からぬま)を見た  空沼岳(1251m)

2003年10月25日(土)、おっさんとおばさんは空沼岳登山口に立っていました。「まだ誰も登っていないよ〜〜〜」「う〜〜〜ん、今日も静かな山歩きになりそうだね」そんな寂しそうな会話を交わしながら、午前7時ちょうど、登山口を出発したのでした。

来る途中から見えていた山頂はうっすらと白く輝いていました。「雪が少し積っているだろうね、山頂は寒いかもしれないよ」二人は落ち葉が敷き詰められた登山道をゆっくりと歩いていました。

落ち葉が敷き詰められた登山道

既に色あせた秋模様は何故かそれなりにムードがあり、針葉樹林に囲まれながら歩いていると、ついつい無口になってしまうのです。

空沼岳には何回か登っていますが、とにかく距離が長い(山頂まで7.7km)ですから、ペース配分に気をつけないとバテてしまいますよね。特に夏の暑い時期には水分補給が大きなポイントとなるでしょう。

なだらかな登山道も少し起伏を繰り返すころ、橋を渡り対岸にでます。

橋を渡り対岸に出る

この頃から前夜降った雪でしょうか、あたりにちらほらと見えはじめました。やがて沢音が大きくなってきて、滝のように水が流れる沢の源頭部につきます。

ここは横の急斜面を通過するのですが、足元にはちょっと注意が必要です。

源頭部を行く
源頭部の横の斜面を慎重に進む

登山ものがたり

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