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(額平川コース)

2002年9月23日(祝)、おっさん&おばさん、そしてyamaonさんはまだ暗い林道を車を走らせていました。今回のターゲットは日高山脈最高峰「幌尻岳(2052m)」です。

yamaonさんは昨年まで連続3回登ったことがあり今回は自分の誕生日を記念しての山行であり、そして3日前のおっさんの誕生日を気遣って「一緒に記念山行はどう?」と誘ってくれたのです。
幌尻岳はまだまだと思っていたおっさんとおばさんでしたが、今年の縦走装備での山行模様から考えて、体力的心配は無いだろう、渡渉も水量さえ少なければクリアできるだろう、そしておっさんの誕生日も一緒に祝おうと言うのですからすんなりと「行きまーーース」と手をあげたのでした。
行程は1泊2日、幌尻山荘泊りです。縦走装備+沢登りスタイルでザックはやはり結構な重量となりました。(誕生日記念の飲み物類が多いんでないの?という説もありますが・・・)

林道を進むゲート前に到着した3人は、車のライトをたよりに早速装備の最終点検、午前4時50分薄暗い林道を歩き始めたのでした。

当初の予定より50分遅い出発です。そんな時間の遅れを気にしてか、yamaonさんのペースは快調でした。スイスイ、スタスタ、、、熊よけ鈴をカランコロンと響かせながら、奥深い林道を進みました。
車の通れる幅の道ですから大変歩きやすいのですが、多少の起伏があり、しかもまわりはまだ暗く、思わず無口になりひたすらと進む一行だったのです。

やがて明るくなってくるとやはりゲンキになってきて、「やあyamaちゃんは誕生日だよねぇ〜〜おめでっとぅ!おっさんも46歳になったばかりだよ、あははは・・・」そんなおっさんの言葉におばさんは「またかーーー」というような顔であきれ果て、yamaonさんは「そう、yamaは今日29歳の誕生日なの、、、えへへ」一瞬あたりに静けさがコダマしたのは言うまでもアリマシェン!

さて冗談はともかく、取水ダムまでの約5kmこれは結構長く感じるものです。相変わらず快調なyamaonさんのペースに「yamaちゃん今日はスゴク速いね」と問い掛けると「せっかく初めてきたおっ様とnorik(おばさんのこと)さんに、なんとしてでも今日中に山頂を踏んでその展望を見て欲しいの」、、、あぁ〜〜〜泣けるじゃありませんか、この言葉、おっさんとおばさんは途端にゲンキになってグイグイと進みだしたのです。

取水ダム
取水ダム

さてこの林道を1時間15分で踏破して取水ダムへ到着です。

ここからいよいよ山荘への道のりがスタートするのです。額平川の右岸の沿ってyamaonさんを先頭に歩き始めます。梯子を登ったり、岩場をのりこえ、どんどんと進みます。

梯子を登り
岩場を越え

登山ものがたり

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