目国内岳(1220m)

前方にはこれから目指す目国内岳の山頂がくっきりと見えていました。エゾカンゾウと戯れながらコルへと下ります。
「咲いてるかしら、、、湿原のお花、、、まだ早いかもね・・・」おばさんは心配そうに呟くのでした。

目国内岳へ向かう
目国内岳へ向かう

コルへ下りてからがいよいよ正念場です。チシマフウロや、エゾシオガマ等を見ながら登って行くと、上空には青空がチラホロと見え始め、そよ風を肌で受け止めながら、額に落ちる汗を拭うのです。
所々大きな岩を跨いだり、ちょっと攀じ登ったりしながらどんどんと高度を上げて行きます。やがて展望は大きく広がって来て一段と気分は盛り上がり、それに反比例するかのように辛い登りとなるわけでぇ〜〜〜やっと前方に山頂部の岩塊が見えてきました。

山頂部
山頂部の岩塊が見えて

「さあ〜〜〜もうすぐだぞーーーこの天気だぁ〜〜〜今日はのんびりと行こうゼイ」おっさんは激しい息遣いを悟られないように、下を向きながら叫んでいたのでした。

そしていよいよ岩塊の下部へ、山頂はもうすぐなのですが、この岩登りをクリアしなければなりません。まさに攀じ登るといった感じで進みます。ルートがはっきりしない所もありますので、目印のペンキを確認しながら登ったほうが良いでしょうね。
途中で岩内岳や雷電山方向への縦走路へ進むポイントを確認、高度感を楽しみながら?岩を登り午前9時30分目国内岳山頂です。

岩を攀じ登って行く
岩を攀じ登って行く

目国内岳山頂

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