山頂からは一気に雷電山方面の展望が広がりました。そのなだらかで大きな山容はまだ所々に雪を残しています。
「ん？？？まだ雪渓が結構残っているみたいね、、、あのあたりがお花畑じゃない？大丈夫かしら」おばさんは心配していました。２年前に来た時には湿原の先にある１０７３ｍピークの東斜面で、一面のお花畑に遭遇していたのです。今回はそれも期待していたのでした。

「うーーーん、だ、だ、大丈夫じゃないの・・・」おっさんはそう呟きながら、岩内岳そして日本海に沿って積丹半島の山々を見つめ、、、

振り向いて記憶にある展望を確認したのでした。シャクナゲ岳〜チセヌプリ〜ニセコアンヌプリ〜羊蹄山その後ろに小さく尻別山と、ほとんど一直線に並ぶ山容が見事に広がっていたのです。