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出発準備2003年2月15日、春香小屋前には6名の男女が集合していた。kamiさん、koyamさん、yamaonさん、countrymanさん、そしておばさんと私。
今回は奥手稲山の家泊まりで翌日奥手稲山へ登って下山というルートである。私達にとっては3度目の奥手稲山の家(事前申し込み、有料)泊まりだ。

午前9時30分、春香小屋を出発。
天気は上々で先行者3名(山スキー2名、スノーシュー1名)のトレースを拝借しながら、順調に進む。

途中で休憩していると今日の小屋番の学生さんが4名来た。「よろしくお願いします」とあいさつを交わす。先を進む学生さんたちを見ながら、これで今日はラッセル無しかな〜〜〜と微笑みながら後を追う。
しかし程なくして学生さんたちが休んでいて、近くの斜面で遊んでいた。うーーーん、やむなし?「そんじゃ先へ行ってストーブを焚いておくから」とやさしいkoyaさんがひと声かけて、そのまま追い越す。

途中の林道交差地点でスノーシューのトレースが尾根へ向かって上がっていた。さらに沢が南側へカーブしていく手前で山スキーのトレースが奥手稲山へ向かっている。

「さあ、それじゃ行きますか!」koyaさんのあきらめきった顔が一行を支配した。

林道を進む

いよいよラッセルの始まりである。ラッセルはそれほど深くはなく、koyaさんを主体として交代で進んだ。

沢のスノーブリッジはしっかりとしていてあまり苦労は無かったが、渡る瞬間はやはり慎重になる。「そこは慎重に、、、静かにね、、、」

スノーブリッジを慎重に

そんな声をかけあいながら沢を左へ右へ、ルートを探しながら進む。寒くもなく、晴れたり曇ったりの天気で、のんびりゆったりムードではあるが、1泊装備のザックが段々と重くなってくるのが感じられる。

沢を右へ左へ
沢を左へ右へと渉りながら進む

尾根へのとりつき地点を意識して早めに左岸に渡る。
「まだまだ、もう少し行ってから登りだしましょう」1昨年に早めに尾根にとりついてちょっと苦労したことを思い浮かべながら私は先頭を行くcountrymanさんに声をかけた。

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