再び然別湖を囲む山々を歩く
南ペトウトル山(1348m)、東ヌプカウシヌプリ(1252.2m)

2003年10月17日(金)深夜、おっさんとおばさんは鹿追道の駅に車を止めていました。なんと3週連続で十勝方面入り、この時期になると十勝平野の広がりと、そこに裾野を下ろす山々が恋しくなるんですね。
今回のターゲットは「南ペトウトル山」、2週間前に登った白雲山と天望山を然別湖を挟んで見たい、そしてもう一山「東ヌプカウシヌプリ」にも登ろうという魂胆だったのです。

翌18日(土)、目覚めるとどんよりとした曇り空です。「それは無いんじゃないの、天気予報は晴れだったのに〜〜〜」等と悪態をつきながらも登山口へ、、、あぁ〜〜〜山頂方向も白雲山、天望山も雲に包まれ「う〜〜〜ん、こりゃぁ温泉三昧だなぁ〜〜」と半ばあきらめ気味に鹿追道の駅に戻り、車の中でうつらうつら、、、

「あれ??ちょっと明るくなってきたよ」おばさんの声にハッとして遠くを見ると、確かに天候回復の兆しです。「それ〜〜〜っ」とばかりに再度然別湖へ。

いつもの通り前置きが長くなりましたが、南ペトウトル山の登山口は温泉街の糠平寄りにあります。大きな標識が立っています。車は温泉街の駐車場にとめて、午前10時50分、おっさんとおばさんにとっては、とても遅いスタートとなったのでした。

登山口へ向かう
カーブの左側に登山口標識があります

登山道はすぐに笹をかきわけながら斜めに登って行きます。ここで一汗かいて尾根にあがると、あとはずーーっと尾根に沿って進むことになるのです。ところどころにリボンがぶらがっていますし、踏み跡もきちんとついていました。

斜めに登って行く
斜めに登って行く

天気はどんどん良くなってきました。「こりゃあ気持ちが良いね〜〜〜」誰も登っていない静かななだらかな登山道におっさんは上機嫌です。
しかしここで気を許してはいけません。おっさんは地図を見ながら「この最後の登りはかなりキツイど〜〜お〜〜〜」おばさんも大きく頷いていたのでした。

静かな登山道

そしてその登りは遂に二人の前に現れ、それは予想通りにキツイ登りであり、笹を掴んだり木々に捕まったりしながらのゼイゼイモードとなったのでした。

「こりゃあ勝幌の急登のミニ版だね」二人は顔を見合わせゲンナリとしていたのでした

急斜面を登る

登山ものがたり
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