やっと急斜面から解放されて、ゆったりと時の流れにまかせながら登って行くと、左には芽室岳山頂部が見えてきて、「う〜〜〜ん、ちょっと淡い雲が出ているようだけど・・・でも天気を崩すような雲ではないようだね」「そうそう、風も無いようだしね」

芽室岳山頂方面

やがて右手の木々の間から、鋭い山容の西峰が現れると「良いなぁ〜〜〜今日こそ、、、今日こそあのピークに登るんだ」という意を強くするわけであり、そしてそれはまさしく黄葉と言うフレームの中で輝いていて、、、周りの木々の葉の黄葉とは一味違った様相で聳えていて、、、

「ここだぁ〜〜〜ここがビューポイント！」おっさんはそう叫びながらシャッターを押していました。

青空に向かって聳える西峰、それはどっしりといていて、稜線を見るとそのコルからの登りはちょっと辛そうであり、きびしそうでもあり、、、もちろん遮るものの無い展望が十分期待できるわけでもあり・・・

西峰（パンケヌーシ岳）

そんな西峰の姿を横目に進んで行くと、いよいよ分岐まで続く急斜面となるのですが、フッと振り返ったおばさんの視線に写った光景は・・・「すごいよ〜〜〜〜くっきりと見えてるぅ・・・」