新緑の沢沿いに進む

清流のせせらぎと、セミの鳴き声、新緑の沢にふりそそぐ日差し、思わずホッとしながらこの場所に自分達が在ることへの満足感に浸ってしまうのだ。

「そう言えば去年はセミの鳴き声をほとんど聞かなかったよね、、、今年はスゴイなぁ」

新緑の沢へ

私も時々先頭をきって歩いた。川の状況を見ながら何処を渡ったら良いか、自分なりに探しながら歩けるのは楽しい。水量は少なくせいぜい膝下程度だ、足元に注意しながら慎重に進む、ここで転んでリタイアとなっては大変だ。

あちこちに下がっているテープが目に入る、どうしてもそこを目指して渡って行く。と、結局巻き道に入って行くのだ。そんなところがかなり多い。

渡渉

「これは沢歩きと言うよりも、沢沿いの道を歩くって感じの方が強いよね」「そうそう、でも普通の登山道より楽しいわ」
私も確かにそう感じる、本格的な沢歩きは私もあまり得手では無いが、沢を渡ったり巻き道を進んだりしていて変化に富んでいる、がしかしそれなりの注意は必要となるのだが・・・

変化に富んでいる

520m二股からデブリの中を通過して標高600mを越えた岩場で先頭を歩くkoyaさんの足取りが止まった。

どうしたのかな?と近づくとその岩場にミヤマアズマギクが見事に咲いていたのだ。この花が大好きなkoyaさんが見逃す筈はなく、さっそく撮影モード「ハイハイ休憩しましょうよ」こうなると20分以上は動かない一行だった。

ミヤマアズマギク
ミヤマアズマギク

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