暖気と寒気が交互に訪れる不安定な空模様が続いていました。「こんな時には何処が良いんだろうね、、、」と言いながらおっさんはカシミールで作成したルート図の一覧表を眺めていました。「これだなっ、比較的天気も安定しているようだし、夏道もあるらしいし、展望も良いみたいだよ」 |
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比較的細い木々に囲まれた明るい登山道は、夏道としてはかなり広いのですが、スキーでの下りを考えるとちょっとやっかいかもしれません。 |
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苦労坂を過ぎると段々と傾斜も増してきて、おまけに沢沿いの登山道はブッシュで塞がれていたりして、そのたびに右へ左へと迂回し、それはまるで応用問題を解いて行くかのように「ハイ、クリア〜〜〜次はあっちだな〜〜〜いやっ、右から回りこんで」等と叫びながら進むのでした。 |
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