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【岩屋ルート】

暖気と寒気が交互に訪れる不安定な空模様が続いていました。「こんな時には何処が良いんだろうね、、、」と言いながらおっさんはカシミールで作成したルート図の一覧表を眺めていました。「これだなっ、比較的天気も安定しているようだし、夏道もあるらしいし、展望も良いみたいだよ」
と、言うことで今回目指した山は早月(はやつき)山、洞爺湖畔北東に位置する629.6mのピークで、三等三角点があり点名は「禿山 」となっています。

2006年2月18日、おっさんとおばさんは猛吹雪の中山峠を越えて青空も見える洞爺村へ。湖畔を巡る道道132号のバス停「岩屋」から山側に約900m入り、最終人家の許可を得て付近のスペースに駐車しました。

ちょっと右往左往しながらやっと登山口の標識を見つけて、9時15分スタート、夏道に沿ってトドマツ林を抜け進んで行ったのでした。

登山口
登山口

樹林帯
トドマツ林

比較的細い木々に囲まれた明るい登山道は、夏道としてはかなり広いのですが、スキーでの下りを考えるとちょっとやっかいかもしれません。
「鹿の踊り場」を過ぎて「苦労坂」を登りきると「見晴らし台」に到着、「見えたよぅ〜〜〜」と叫ぶおばさんの声、眼下には洞爺湖が広がっていたのです。「おぉ〜〜〜クッキリじゃないの、見えてるうちにぃ〜〜」とシャッターを押すのです。

登山道
登山道を進む

見晴らし台
見晴らし台

洞爺湖
洞爺湖

苦労坂を過ぎると段々と傾斜も増してきて、おまけに沢沿いの登山道はブッシュで塞がれていたりして、そのたびに右へ左へと迂回し、それはまるで応用問題を解いて行くかのように「ハイ、クリア〜〜〜次はあっちだな〜〜〜いやっ、右から回りこんで」等と叫びながら進むのでした。

少し傾斜が緩んだ標高約380mの「小鳥の泉(涌き水)」と書かれた標識の地点から、「このあたりから登山道から外れて山頂方面を狙おう」狭い登山道よりも帰路の滑りを考えて木々をかわしながら、山頂方向へと進むことにしたのです。

右に左に
右へ左へと迂回しながら進む

登山道から離れて
登山道から外れて

木々をかわしながら

スキーコーナーへ

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