小樽赤岩散策紀行
おっさん岩登りへ挑戦かぁぁ〜〜?


この企画は、今年の2月に山スキーで奥手稲山漫遊ツアーの後に、adachiさんからお誘いのあったものである。
「ねえhaseさん、岩に興味無い??岩を写して欲しいんですよ」「私で良ければいいでっすよぉお〜!」と、即座に答えてしまった私だが、、、、、




ネコ岩
ネコ岩

そしていよいよ当日を迎え、赤岩峠からまずは東赤岩山方面へ向かったのだ。
私は困惑していた。岩の写真は写したことが無いし
「adachiさんのイメージするものってなんだろう?
そんなことを考えていると間もなく、ひとつの岩が見えてきた。
目の中に入った岩は朝のさわやかな光りと、影で美しく輝いている。思わずシャッターを押してみる。
「この岩なんに見えます?」と、adachiさんに聞かれ、ふっと我にかえった私は、イメージをチェンジしていた。「
そっかぁ〜〜ネコですねぇ〜」「そうでぇ〜〜っす」

adachiさんに聞かれるまで、私はその岩に対して「美しい、光っている、輝いている、影がきれいっだ」という目で直感的にとらえた現象にだけ反応していた。そしてその反応をカメラに収めようとシャッターを押したのである。
最初から「猫が後ろ向きにすわっているように見える岩」という意識で見ていたら、違った意識でシャッターを押していたかもしれない。

写真って、自分の目で見た印象と、写った画像の印象が一致していることほど、うれしい事はないし、逆に全く違った印象で写っていることが大多数であり、それだから又面白いという面もある。
もちろんその写真データを加工していくうちに、あっと驚く絵?が出来てしまうことがある。現実とは違った映像かもしれないが、それはそれで、又違ったひとつの楽しみ方なのかもしれない。



目の前の大きな岩稜に挑戦している人達が現れた。逆光だっっ!でもシルエットは美しい、普段はあまり使わないがカメラのピクセル数を増やして撮影することにした。

ファインダーを覗くと、岩の上にいる人、下にいる人、中間を登っている人、そしてそれを結ぶザイルがなんとなく直線的に見えている。「えぇ〜いっ、いっちゃえぇ〜〜」息を止めて!!いっきにシャッターを押してみる、、、、、フーーーッ!ちょっとため息の出る瞬間だ。


東チムニー岩
東チムニー岩、ジェードルルートの懸垂下降訓練


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