怖いぃぃ〜〜


「もう少し先へ行ってみましょうか」「ここ上がって見ます?」そんなadachiさんの声に「そ、そ、そーーですねぇーーブル!」
散策路をちょっと上がると、違った角度から岩稜を見つめることができる。同じ被写体でも見る角度によって全くその様相が変わることがある。これも又新しい発見をしたようでうれしいものだ。


東チムニー岩
東チムニー岩の頭、眼下に赤岩海岸

下を見下ろすと・・・しかし今回の場合はちょっと問題があった。
「ここ上がってみます?」このadachiさんの声がクセモノなのである。
そこは当然のごとく足場が狭く、下を見るとあたりまえのように落ち込んでいるわけであり、高所恐怖症が完治?していない私は思わず腰がひけ、お尻がむずむずしてしまうのだ。

「こわいぃぃぃ」でもカメラからは手を離さず、へっぴり腰でシャッターを押すのである。
「haseさん、怖くてもカメラだけは離さずってところですねぇ」adachiさんはやさしく笑いながら言った。
おばさんもへっぴり腰ではあるが意外と積極的であり、adachiさんという強力なサポートにささえられてスリルを楽しんでいるようなところもある。
それにしても見下ろす赤岩海岸の青彩(アオイロ)が美しい・・・・・

不動岩稜
不動岩稜(テーブルリッジの頭より)


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