【それは雪渓歩きから始まった】

2003年6月28日(土)早朝、おっさんとおばさんは銀泉台へ向かっていました。大雪ダム駐車場では曇り空で「まあ、今日の第一目標は○○ソウを見ることだから、ちょうど良いんじゃないの」そんな二人の声をまるで無視するかのように?、進むにつれて天候はどんどんと回復して、上空は明らかに?青空となっていたのでした。

未舗装道路を約15km、間もなく銀泉台です、、、が、が、そのちょっと手前に、夜明けの撮影ポイントとなっている見晴らしの良い場所があるのです。おっさんは誰もいないその場所にスーーっと車をつけました。「おーーーなんてこった〜〜〜」ゆったりと流れる雲海、その彼方には石狩連山、先週登ったクマネシリ山塊、そして武利岳、武華山、遠く阿寒の山々、それはもうクッキリと見えていたのでしたぁ〜〜〜

あぁ〜〜〜ページの最初からこんなに興奮して、、、この先いったいどうなるんでしょうか???

石狩連山
雲海の彼方には石狩連山が〜〜〜

銀泉台には数台の車が止まっていましたが、皆さんもう出発したのか誰もいません。おっさんとおばさんは身支度をして、入山届を、ん???その時おっさんの目にはキラッと光るものがあったのです。何とあの「野の花・山の花 北海道」でおなじみの、花パパの名前がクッキリと?記載されていたのでした。

さて午前6時、予定より30分早く銀泉台を出発です。天気が良いので二人の足並みはすこぶる軽く、「早く会いたいね〜〜〜○○ソウ!」「見れるよね、きっと見れるよね」
過去赤岳には4回登っていますが(7月上旬1回、9月3回)、まだその花を見たことがなかったのです。今回は事前に「もう咲き始めているよ」という情報を得ての山行だったのでした。

やがて木々の間からは、それはもうクッキリと北大雪の山々が見えて来るわけであり、斜面をトラバースするころになると、雪渓を踏みしめながら進むわけで、目の前には屏風岳がその名前に相応しくドーーンと聳えていてそれはもう存在感がありぃ〜〜〜、、、さあ、今回の「登山ものがたり」は雪渓歩きから始まりを告げたのです。

雪渓を行く、その1
いよいよ雪渓歩きが始まった(右に屏風岳、左には平山が見える)

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