急登に耐えて、山頂へ

しかし、しかしなのです。
ガイドブックにもここから登りらしくなると書いてありますが、それはもう
ビッタシカンカン??当たっていて、もうまぎれもなく当たっていて、急登が延々と続くのでした。

それはそれはかなりキツイものであり、休み無く続く急登、でもTOPを進むおばさんの足取りは、きわめて規則的であり、緩急変わらず規則的であり・・・・もくもくと続くokubさんとanoQさん、引きずられるように歩くおっさん。ゼイゼイ、ハアハア、急登に喘ぐおっさんはたまらず「ツ、ツ、ツラーーーイ!!」
そんな急登を意識してか
「母の胎内」「父の胎内」「石松安産岩」などと標識のある岩が現れ、ついには「根性の松」が現れ、おっさん「ムーーッ」

9時12分屏風岩へ着きました。絶好の休憩ポイントでした。おっさんはすかさず「休憩しまっしょうーーー」と叫んだのです(1090m)。


延々と急登が
延々と急登が

屏風岩
屏風岩

前峰から山頂へ向かうさて休憩はしたものの、ここからも延々と急登が続き、それはそれはつらいもので、「いいかげんにしてーーー」とおっさんが小さな声をあげた時、そこは前峰だったのでした(9時51分)。

さあ、ここまでくればもうシメタものです。コルへ向けて少し下り、そしてまわりこむように、苔蒸したアカエゾマツの林に包まれ、思わずしっとりと落ち着いた気分で頂上をめざしたのです。

10時ちょうど久山岳山頂到着です。風が強くかなり寒く、でも記念写真はしっかりと、そしてなんと言っても芽室岳の華麗な山容に酔い、チロロ岳と西峰を確認して声を挙げ・・・・・・・・・・あれが伏美岳だあーー、ん??あれは??1967峰は??幌尻岳は??めまぐるしく変化する無限に広がる展望にしばしのひととき。

そんなキガクル隊にはやはり儀式が待っていました。「山頂ビール」!!でもこれは寒さのためほんの1杯程度、
「ホットウイスキー」でカンパーーイ!!おばさんは熱いお茶で!!ポークジャーキーやチーズを食べながら、でも風と寒さで手が震え、鼻水がダラーーリーとカップに落ち、やがて雪もチラホラ・・・「キガクル隊」は早速下山開始しました。(10時40分)

山頂記念写真

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