山頂を目指して

山頂稜線への急斜面

8時10分いよいよ頂上の稜線へ向けて出発です。下から見上げるとみなさんゆっくり、ゆっくり登っています。なるほど、すごく足場が悪く、しかも踏み跡はほとんど無く、ともかく上へ向けて岩に書かれたペンキを頼りに登るだけです。滑りやすく、小さなガレキがゴツゴツとばらまかれたような道をゆっくりとゆっくりと、足元に注意しながら進みます。結構な急登です。後ろを振り返ると、黒っぽい山肌に登山道がまるでペンでトレースしたかのように美しい曲線を描き出しています。
やっとの思いで稜線の上部へ出ました。すぐ下の火口からもくもくとあがる噴煙が見えています。なにか恐ろしさを感じます。何はともあれ記念写真をパチリ。

稜線へのつらい登り

山頂への稜線にて

富良野岳方面も雲に隠れたり、突然現われたりと一瞬の油断もできません。(シャッターチャンス)
さて、いよいよ頂上への最後のアタックです。見上げる頂上は雲が勢いよく流れています。急登ですが足場はそれほど悪くありません。鉄の棒にまかれた赤いリボン、そして踏み跡も少し確認できます。
展望もどんどん広がってきます。もう少しです、あせらず、ゆっくりと、一歩一歩!!


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