2005年5月29日、おっさんとおばさんは黄金山を目指していました。昨年も同時期に登っていたのですが(なかなか怖くて挑戦できなかったと言う説もある)、咲き誇る花にすっかり驚き、でももうちょっと早い方が良いかもと、しっかりメモしていた情報をもとに、「今年は雪が多かったからきっと今が旬に違いない」との結論からだったのです。 |
|
小さな沢を越えながら沢沿いのなだらかな道を登って行きました。このあたりは核心部へと至るおだやかな序曲と言ったところでしょうか。鳥のさえずりを聞きながらのどかな雰囲気に包まれて進む二人だったのです。 |
|
20分ほどで旧道と新道の分岐になります。両方とも距離的には変らないようですね、違いはやはり・・・でも二人はあえてその旧道へと左折するわけであり、もう一度あのお花を見たい、旬のオオサクラソウやフギレオオバキスミレを・・・ |
|
登山道脇にはエゾイチゲやオクエゾサイシンが咲いていて、、、がく片が8枚もあるちょうど咲きかけた印象の可愛いエゾイチゲに思わずしゃがみこみカメラを向け、 |
|
昨年はあまり見かけなかったオクエゾサイシンに、今年こそはとジックリ構えて撮影モード、しかしなかなかうまく撮れません。どうしても全体のイメージを入れたいのですが、葉と花の光りの濃淡があまりに強過ぎるのです。 |
|
しかしそんな喜びも束の間、あたりは再び緑一色の光景となり、そうなると立ち止まらずに黙々と進むこととなり、おまけに残雪まで踏みしめるころには「やっぱり早かったのかしらぁ〜〜〜」「こりゃあ空振りかもしれんぞおぉ・・・」張りの無い言葉に終始する二人だったのでした。 |
|
|
|
|