林道から山頂へ

笹の斜面登り

ここから山の稜線までは、ミヤコザサで覆われた斜面を登る事になります。豊似岳南西の尾根続きの南端にある「ルチシ山」には登山道はありません。白樺の木の間に生め尽くされた笹、最初の内はさほど気にはなりませんでしたが、稜線近くになると、傾斜が急になり、笹や木に掴まりながらながら、ゼイゼイ登りつめました。

途中、一瞬「えりも岬」方面が見えましたが、山頂はすっぽりと雲の中です。「エゾツツジ」の鮮やかな色に励まされて10時40分640m地点へ到着です。もうあたりは霧で真白です。ここからは稜線沿いに岩場歩きです。草に隠れた岩場にはちょっと注意が必要でした。突然足場が悪くなったりします。でも草花達の演出にはおっさん達も大喜び、M先生のご指導にも熱が入ります。霧に濡れた草花の表情もなんとも言えませんね。

11時15分「ルチシ山」到着です。辺りは霧で真白、「リーダ」のYさんの提案で希望者のみ847峰へ向かう事にしました。もちろんおっさん達は行きました。

11時50分「839m」に到着、しかしいっこうに霧は晴れません。この地点はエゾ鹿の休憩する場所らしく、動物の匂がむんむん!!リーダからこのまま登っても状況は変わらない、晴れていれば素晴しい展望がのぞめるのだが、との説明があり、結局戻る事にしたのです。この判断がリーダの難しいところでしょうね。全員納得して「ルチシ山」へ戻りました。

一瞬の光景

839m地点

花1

花2

花3

ミヤマアズマギク

ミヤマダイコンソウ

エゾツツジ


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