おばさんロープに挑戦 

傾斜はどんどんきつくなってきます。登る一方です。そして9時50分、最初のロープ地点へ、ここは簡単にクリアしてさらに進むと、又ロープが出現です。ここはすごい傾斜でロープ無しにちょっと登れそうにもありません。おばさんは何回か経験しているロープをたくみにあやつりクリア、おっさんは?もちろんOKですよ、グイグイ登っていきます。ロープをクリアして少し休んでいると、先ほどの若い男女が登ってきました。さすが若さですね。まだまだ元気なようです。「どうせ又抜かれるんでしょうけど、おいて行かれると怖いから先に行きます」とスイーーと行ってしまいました。さておっさんとおばさんも出発です。

湿気が多いせいか汗がたらたらと落ちてきます。間もなく見晴台へ到着(10時13分)、周りは真白で何も見えません。晴れていればここからすばらしい展望を得ることができるんでしょうが。先ほどの若い男女も休んでいます。おっさん達は休まずに頂上を目指すことにしました。


足場を確認しながら

華麗に登る

時折突風は吹き、その度に木々から水滴が雨のように落ちてきます。10時43分9合目標識通過、どうやら頂上へは回り込ながら登っているようです。右側が切れ落ちた斜面や、「落石注意」の標識、足元に注意しながら、左上になんとなく巨大な黒っぽい岩峰感じながら、登り続けました。天気がよければきっと足元に広がるすばらしい展望、そしてすっぱりと切れ落ちた高度感におそわれるのでしょうね。今日は真白で何も見えません。

そして頂上への最後の岩登りです(ガイドブックでは高度差約20mと書いてあります)山頂方面という標識だけで、どこを登ってもよさそうです。おばさんも懸命に登ります。ここは足場の確保がちょっと大変でした。ここもなんとかクリア、そして間もなく山頂という所で、右側が完全に切れ落ちている細い足場がありました。
高所恐怖症のおっさんは「こわいよーー」と言いながら左側のロープにしっかりと掴まりながらへっぴり腰で登ったのです。

落石に注意しながら

最後の岩場

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