コマクサとの感動のご対面 銀泉台〜赤岳・黒岳縦走登山 

1999年7月14日(水)短い夏休みを利用して、H交通の登山ツアーに参加しました。

この登山は私達の今年の目標の一つでもあり、まだ見ぬコマクサとの出会いを期待して、早くから申し込んでいたものでした。 
天気模様は?熱帯性低気圧が居座った大雨が昼ころまで全道を襲っていました。「大丈夫かな」「中止になるかもね」、でも天候は少しずつですが回復傾向にあるようです。

夜10時バスセンター前を出発、一路銀泉台へ向かいます。参加者37名、リーダ、サブリーダ、アルバイトの学生さんと40名の旅です。本格的なツアーに始めて参加したのですが、これからどうなる事やら他の皆さんは常連の方がほとんどのようです。バスが出発すると即ライトが消されおやすみタイムです。途中2箇所でトイレ休憩があり、翌朝2時過ぎ銀泉台へ到着、そのままおやすみ・・・でもなかなか、いやほとんど眠れませんでした。周りからは軽いイビキが聞こえてきます。すごいなあ!!

3時00分ピピピピ!!! と目覚まし音が鳴ると、皆さん慣れたもので、あっと言う間に靴を履き、あっと言う間に集合なんです。「おっさんとおばさん」もびっくりしながら、なんとか集合、全員で準備体操をして、3時30分出発です。

まだ辺りは暗く、ひっそりとしています。かすかに下のほうに雲海のような白いものが見えます。そうなんですね、ここはもう標高1500mなんです。下に白い雲海が見えるということは、うんうん、これは期待できるかもしれないぞ!!
ちょっと遅れていた「おっさんとおばさん」も山行が始まるともうこちらのもの、どんどんついていきます。登りはじめて約30分、夜明け前のうっすらとかすんだ北大雪の山並みが見えてきました。そして4時5分屏風岳の陰からついに朝日が差し始めたのでした。「おお!!!」思わず叫び声があがりました。


夜明け前

ご来光

雪渓を登る

さてそこからは雪渓が待っていまいしたが、何回も体験していましたので、ほとんど苦になりません。今年は雪が多いのでしょうか、第一花園も第二花園も雪の下です。うん?これでコマクサに会えるのかな?でも天候はどんどん回復してきます。
途中の休憩でも皆さん慣れているのでしょう、さっとおにぎりを取りだし、さっと食べます。おっさんとおばさんもだんだんそのペースに慣れてきて要領よく水分や食事の補給をすることが出来るようになりました。


登山ものがたりTOPへ

次のページへ

HOMEへ