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函館山を歩いて札幌への帰路の途中・・・「明日も天気良さそうよね」「コジマエンレイソウも見て行こうか」と言うことになり、翌2019年4月29日午前8時過ぎ、私達は伊達市有珠町の有珠山登山口手前の駐車場に立った。可搬型のトイレが設置されていたので山開きも終えているのだろう。既に沢山の車が止まっていてビックリ。この時期に手軽に登れて展望も楽しめる山として人気がある証拠だ。

午前8時30分、駐車場をスタート。高速道路の高架下を進んでほどなく登山口だ。入山届けを済ませて~左にカラマツ林を見ながら進んで行く。やや霞んだ印象はあるものの、この日も登山日和になりそうだ。一旦管理用道路を横切り遊歩道へ、前日に函館山を歩いた疲れも少しあったが、春の陽射しを浴びながら歩く心地良さはたまらない。

遊歩道脇にはあちこちでスミレが咲き始めていた。オオタチツボスミレとタチツボスミレだが、この時期にこんなに見るのは初めて。この地域では山野草開花が早めなのかもしれない。

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登山口

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道路を横切り遊歩道へ

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小さな沢形を越えて

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ヤマネコノメソウ

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エンレイソウ

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オオタチツボスミレ

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タチツボスミレ

あちこちで響き渡る野鳥の囀りを耳にしながら進んで行く。「あっ、オオルリよ」、前方の枝に青い小鳥がとまっていた。おばさんは早速シャッターを押す。「あっ、飛んだ」オオルリはあろうことか私達の方向に向かって飛んで来た。さらにポトンと沢に下りて採餌して~ヒョイとまた目の前に枝にとまる。囀りながら周囲の枝に移動して~、そんなラッキーな出会いとなった。「まるでオオルリが歓迎の挨拶をしてくれたようだね」私達はそう言いながらその場を離れた。

展望台まであと1.5km、楽しい標識を見ながら進んで行く。段々傾斜がきつくなってきて~あと1km地点へ、この前後が今回の行程で一番つらいところだろう。更にひと登りで管理用道路に出る。

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オオルリ
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展望台まであと1.5km地点

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段々急な登りとなって

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あと1km地点

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登りきると管理用道路へ

ここで一旦視界が広がって眼下に噴火湾を見ることになる。ザックを下して汗を拭い~水分補給の休憩ポイントだ。この付近は秋には紅葉が綺麗なところでもある。道路を横切り急な階段を登って~ジグを切りながら進んで行く。やがて遊歩道は一段と大きくジグを切って外輪山に向かってゆるやかに斜行して行く。

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眼下の展望が開ける

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階段を登って

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大きくジグを切って登って行く

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バッコヤナギの下を

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