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2019年5月5日午前6時30分、私達はアポイ岳登山の起点となるビジターセンター前の駐車場から歩き始めた。ほどなく入山ポストの手前にあるインフォメーションボードを見る事になる。ここには今開花中の花々の写真が貼られているからだ。「この時期としては結構咲いてるようだね」ほっとしながら入山届けを済ませる。大型連休の後半、しかも天気は上々とあって既に多くの人達が登り始めているようだ。

熊よけ鐘?をひとつ鳴らして樹林帯に入って行く。コヨウラクツツジがすぐに目に飛び込んで来た。更に進むと~咲き始めたばかりのエゾオオサクラソウだ。まだ蕾状態のものが圧倒的に多かったのでこれからが期待出来そうである。ショウジョウバカマがぽつぽつと咲いていた。

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入山ポストの手前にあるインフォメーションボード

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コヨウラクツツジ

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咲き始めたばかりのエゾオオサクラソウ

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ショウジョウバカマ

色鮮やかなエゾムラサキツツジを横目に静かな登山道を進んで行く。登山道脇にはヒメイチゲが~あっちにもこっちにもと言った感じで咲いていた。フイリミヤマスミレやタチツボスミレも咲き始めていた。

淡々とした登山道も第四休憩所を過ぎると5合目に向かっての登りが始まることになる。3合目~4合目を過ぎて大きくジグを切りながら進むようになると5合目は近い。樹林帯を抜けると一気に強い陽射しを受けた、目の前には馬の背からアポイ岳へと続く大きな山塊が目に飛び込んで来た。「暑くなりそうだな~」そう言いながらミネラルドリンクを喉に流し込む。

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エゾムラサキツツジ

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ヒメイチゲ

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フイリミヤマスミレ

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タチツボスミレ

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第四休憩所から本格的な登りとなる

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5合目へ

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左に馬の背、右がアポイ岳山頂

「ヨシっ、行こうか」掛け声を合図にザックを背負い馬の背に向かって進んで行く。強い陽射しが容赦なく照り付けるのだが、さすがにまだそれほどの暑さは感じない。6合目を過ぎて岩尾根はさらに傾斜を増して来て~眼下に様似町の美しい海岸線を見る。「今日も最高だね~」時折り吹く風も心地良い。

登山道脇では、キジムシロやアポイ岳特有の花々が姿を見せ始めた。アポイアズマギクやアポイタチツボスミレはまだ数は少ないものの開花していたのである。「下りて来る頃にはもう少し開いてくれるかな~」そんな期待をこめながらカメラを向けた。

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馬の背へ向かう

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眼下に様似町の海岸線を見る

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もうすぐ馬の背

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キジムシロ

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アポイアズマギク

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アポイタチツボスミレ

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