title

頂上での山野草撮影を終える頃、ガスが途切れて前方にはホロホロ山が見えて来た。ただスッキリとした展望は望めそうにはない。急な縦走路をホロホロ山に向かって下って行く。ウコンウツギがちょうど咲き始めて登山道脇を彩る。振り返ると徳舜瞥山の尖った山頂部にまたガスが流れ始めていた。ただ雨を降らせるようなものでは無さそうだ。

1
ガスが途切れてホロホロ山が姿を見せた

2
急な縦走路を下る

3
ウコンウツギが咲き始めていた

4
コル付近から徳舜瞥山を振り返る

そんな縦走路ではハクサンチドリがあちこちで咲き始めていた。まだ咲き残っていたツバメオモト、そしてサンカヨウがいい感じで咲いていた。まだ朝露を含んでまるでガラス細工のような花びらも見られた。サンカヨウ独特の花模様でもある。

ミヤマダイコンソウ、随分前にここを歩いた時に少しだけ見ていた山野草である。今回の行程ではこれがメインでもあった。縦走路の岩場にいい雰囲気で咲いていた。曇り空が幸いして程よい明るさの中に見ることが出来た。

5
ハクサンチドリ

6
ツバメオモト

7
サンカヨウ

8
ガラス細工のようなサンカヨウ

9
ミヤマダイコンソウ
10

11

12

コル付近を過ぎる頃には、次々とホロホロ山へ向かう人達の列が続いた。展望は望めそうにも無いし、きっとその頂上は多くの人で賑わっていることだろう。お目当ての花も見られたのでそのまま徳舜瞥山へ登りかえした。頂上で小休止後、すぐに下山を開始した。「こんにちは~」「きついね~」「もうだめだ!」「もうすぐですよ」・・・まだまだどんどん登って来る人達の姿があった。

今回見られた樹木の花だが、コヨウラクツツジとクロツリバナの多さにはビックリした。何度も登っているのだがこんなにあったとは気がつかなかった。さらに、落葉低木のコマガダケスグリは渓流沿いで結構見ることが出来た。撮影するにはいづれも少し長いレンズ(望遠)があった方が良いのかもしれない。

13時35分、満車状態の駐車場に到着。車の列は道路脇にも続いていた。装備を解き汗を拭って車に乗り込んだ。

13

14
ミネカエデ(落葉低木)

15
コヨウラクツツジ(落葉低木)
16

17
クロツリバナ(落葉低木)
18

19
コマガダケスグリ(落葉低木)
20

21
これは?・・・

コースタイム(含休憩&写真撮影時間)

駐車場 07:30  7合目 08:45  徳舜瞥山 09:55-10:15  ホロホロ山とのコル付近 10:40  徳舜瞥山 11:10-11:25  7合目 12:25  駐車場 13:35   【累計時間 6時間05分 歩行距離 7.7km】

登山ものがたりへ HOME