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この山域の紅葉を楽しむにはまだ早いと思っていたが、天気も良さそうだし~しばらく?山に登っていないし~比較的短い行程だし~と言う訳でニセコアンヌプリを目指す事にした。「いつ登ったんだっけ・・・」「え~~~っと」、レポートを紐解くと、なんと11年ぶりの訪問である。さすがにこれほど期間が経過すると、「どんな登山道だったっけ」「どんな花が・・・どんな景色が」そんな新鮮な気持ちで登山口に立つ事になる。

2018年9月29日午前7時35分、入山届けを済ませて先行者に続く様に進んで行く。細いダケカンバに囲まれた登山道はすぐに階段状になり、以前よりも随分整備されていた。ツバメオモトやシラタマノキの果実を見て~しっかりと季節感を受け止めながら登って行く。

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ツバメオモトの果実

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ウド

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シラタマノキ

背の高い根曲り竹に囲まれながらしばらく登って行くと分岐となり、標識に導かれて左へ~やがて尾根に出て前方に山頂部を感じながらひと登り~ケルンのある標高約940mほどの地点に飛び出した。「わぁ~」視界が一気に広がった。目の前には双耳峰のニセコアンヌプリが大きく聳え立ち、目を転じるとモイワ山の奥に遠く狩場山や大平山、さらに昆布岳や洞爺湖方面と続く。

そんな展望をゆったりと満喫しながらザックを下して水分補給。それにしても、風は弱く~寒くも無く暑くも無く~絶好の登山日和だ。

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視界が開けて来て

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双耳峰のニセコアンヌプリ

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手前にモイワ山 遠く狩場山や大平山が見えた

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昆布岳方面

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洞爺湖方面をズーム

ケルンからは尾根歩きとなる。やがてダカケンバのトンネルを進む頃には~登山道脇は秋色に染まりだして来た。イワツツジやゴゼンタチバナ、そして一番目についたのはハイオトギリの紅葉だったのだが、それについては後述することとする。所々に苔むしたところもあってとてもいいムードである。是非とも花の咲く時期にまた訪れてみたいと思った。

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秋色を感じながら

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ダケカンバのトンネルを進む

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イワツツジの紅葉

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ゴゼンタチバナの果実と紅葉

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ヒカゲノカズラ

前方に山頂部が近づいて来て~やがて足元は大小の岩石の急斜面となる。慎重に歩を進めながら~登山道は大きくジグを切るように登って行くことになる。高度もどんどん上がってきて~それにつれて視界も大きく広がって来た。

ニトヌプリ、チセヌプリ、シャクナゲ岳、奥に目国内岳と一直線に連なる山を見るのは楽しい。目国内岳からはちょうど逆の景色を楽しむことが出来る。イワオヌプリはもうアイレベルよりも下に見える。その斜面の色づきはまだあまり感じられない。岩内岳やワイスホルン、奥には日本海も見えていた。

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山頂部が近づいて来て

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急斜面をジグザグと登って行く
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右手前からニトヌプリ、チセヌプリ、シャクナゲ岳、奥に目国内岳と一直線に連なる

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中央にイワオヌプリ、その右にワイスホルン、左には岩内岳、奥に日本海が広がる

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