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さて、見晴台からは三角点に登りかえして~最高点に向かって進むことになる。頭上からあまり聞いたことの無い野鳥の鳴き声を聞こえてきた。声の方向に向かって見上げた。細い枝の間からその姿は確認出来たのだが、望遠レンズで撮影してみると・・・どうやらアトリのようである。もう少し良いところにとまってくれないかと少し待ったのだが、移動する気配は無い。あきらめて次の道のりへと進んで行く。
【ここまで通行禁止前のレポートです】

分岐から東廻りコースの下山路を左に分けて、そのまままっすぐに西側へ下って行く。最高点との中間地点付近に立派ミズナラの巨木があった。「硬石山の大楢 推定樹齢400年」の標識が取り付けられていた。その存在感には圧倒された。

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アトリのようだが・・・(大トリミング画像)

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最高点に向かって笹の刈り分路を進む

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ミズナラの巨木
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木々に囲まれた最高点は標高397m、ここからは細い尾根の急な下りが始まる。慎重に足元を確認しながら、周辺の木々につかまったりしてゆっくりと下って行く。一旦傾斜が緩むのだが、その先には登山口までさらに急な尾根となって気が緩む暇も無い。そんな登山道には適度な間隔の標識や一部ロープも張られていて~整備していただいたnさん他、ご尽力いただいた方々の心遣いが伝わってくる。

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細くて急な尾根を下って行く

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一旦傾斜が緩むがこの先からまた一気に下る

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急斜面を下から見上げる

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一部ロープも張られていた

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急斜面を下から見上げる

立ち止まり汗を拭いながら見下ろす登山道、その南側の急斜面を晩秋の濃い彩りが包み込んでいて眩しい。ファインダーを覗こうとしゃがみこむ、立ったままの撮影はどうも不安定な気持ちになる斜度なのだ。おまけに細い尾根だから余計に注意が必要だ。下りながら何度も立ち止まりシャッターを押した。新緑眩しい頃のこの周辺はどんな彩りになるのだろか?そんな思いを巡らせながら急な尾根を下り切った。

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靴の洗い場に寄って、あまり汚れてはいなかったのだがブラシを使わせていただいた。10時30分、駐車地点に戻った。車が2台とまっていて、私と入れ替わるように単独の男性が東廻りコースへと進んで行った。もう一台の先行者もおそらく東廻りコースから登って行ったのだろう。

急な尾根を登って山頂へ、広がる展望を楽しんで最高点へ、そして晩秋の彩りを楽しみながら急な尾根を一気に下る。低山ながらも侮れない、そんな山行を堪能出来た一日となった。

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GPSトラック図 (緯線経線は30秒間隔で表示、黒の斜線は磁北線)
東峰三角点は採石場拡張のため通行禁止になりました
コースタイム(含休憩時間)
登山口 08:25  三角点 09:00(見晴台)- 09:10  最高点 09:35  登山口 10:25  【延行動時間 2時間  歩行距離 2.7km】

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