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2017年4月23日、私達は馬追丘陵の瀞台周辺を歩くことにした。今回は山友達のhirokoさんと一緒である。スタート地点は馬追の名水がある「北3号口」だ。午前7時20分スタート、すぐに静かな樹林帯を進むことになる。瀞台は3年ぶりだが、いつもこの時期の訪問だ。それは変異の大きい山野草のエゾエンゴサクを楽しむためでもある。

瀞台周辺にはいくつかの遊歩道が整備されているが、今回は北3号口から登ってコミュニティセンター口に下りるコースとした。行程的には約6km強の道のりである。ゆったりとした登りから始まって、小さな沢の清流沿いを進んだり、トンネルを潜ったり(頭上注意)、階段を登ってまた下り、アップダウンを繰り返しながら進んで行く。ところどころに案内標識が設置されているので迷う心配は無い。ゆっくりと森林浴を楽しみながら歩くにはもってこいのコースとも言えるだろう。

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北3号口をスタート

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小さな沢の清流を右に見て

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トンネルを潜り抜け(頭上注意)

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階段を登って

足元の山野草に目を移そう。エンレイソウやミヤマエンレイソウが咲き始め、大木の根元に咲いていたナニワズがいい感じ、越冬したツルシキミの赤い果実が目を奪う。もちろんお目当てのエゾエンゴサクも咲き始めていたが、それについては後述することとする。

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エンレイソウ

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ミヤマエンレイソウ

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ナニワズ

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越冬したツルシキミの果実

遠くから聞こえるクマゲラの鳴き声、「こっちへおいで~」そんな私達の願いにこたえるかのように、その声はどんどん迫ってきて~近くの細い木にとまって鳴き始めたのだ。「クイーン、クイーン」クマゲラの♂の切なげ?な声が響き渡る。「♀を呼んでいるのかもしれないね」「うまくカップルになってくれれば良いけど」。

スタートしてから約2時間かけて天測点のある瀞台へ、ベンチに腰を掛けて水分補給、軽食を頬張りながら山野草や山談義を楽しんだ。展望はフェンス越しになるのだが、曇り空の奥にやや青空も見え始めて~札幌近郊の山々が霞んでいた。

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細い木にとまって鳴いていたクマゲラ♂(おばさん撮影)

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瀞台

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