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今シーズンの夏道登山の始まりは、昨年同様に有珠山である。この山には昨年も春と秋に登っている。良く整備された遊歩道、途中のベンチで一休み、大きく深呼吸して心地良い森林浴に浸る。そんな体に優しい山行はシーズン当初のスタートラインに相応しい。

2016年4月24日午前8時40分に駐車場をスタート、高速道路の下を通過して遊歩道へと進んで行く。「あらっ、セッチャンさんじゃない」おばさんの声に私もビックリしながら前方を見た。そこには見覚えのあるセッチャンさんとカズミンさんご夫妻が居たのである。「わぁ~ここで会えるなんて、うれしい~」と叫びながらカズンミンさん。予期せぬ出会いにちょっと控えめの?セッチャンさん。「いやぁ~久しぶりですね、何年ぶりかな」「確か2012年の笹山で最初にお会いして以来ですよ」「4年ぶりか~どうもどうも」。「コジマエンレイソウ咲いていましたよ。私達はそこまでです」、再開を喜びながら近くのベンチに座って記念写真。そして今年予定の山談義を交わしてお別れした。

まだ数は少ないものの、タチツボスミレやミツバツチグリが咲き始め、もう少しで咲き始めるミヤマエンレイソウ、遊歩道脇にナニワズを見つけてカメラを向ける。


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セッチャンさんご夫妻と

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タチツボスミレ

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ナニワズ

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ミヤマエンレイソウ(おばさん撮影)

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ミツバツチグリ(おばさん撮影)

小さな沢形を何度か越え、アップダウンを繰り返しながら高度を上げて行く。この流れるような遊歩道が私達のお気に入りである。沢を彩るように華麗な花姿が目に入って来る。今回の山行の目玉でもあるコジマエンレイソウである。早速ザックを下して撮影タイム。
花図鑑に記述がある通り、コジマエンレイソウの花弁はヒダカエンレイソウと同じく0枚~3枚である。そんな事もちょっと意識しながら画像を並べてみた。


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何度か沢地形を越えながら

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心地良い森林浴が続く

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コジマエンレイソウ
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花弁が無いタイプ

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花弁が1枚のタイプ

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花弁が3枚のタイプ

徐々に傾斜がきつくなって来て、ここは無理せずにと一歩一歩ゆっくりと歩を進める。遊歩道脇には所々太いロープが張られている。やっと登りきると一旦道路に飛び出す。視界が開けて眼下に展望が広がる瞬間だ。ほとんどの人がここで小休止するところでもある。私達はゆっくりペースだったのでそのまま道路を横切り、急な階段を登って広い斜面に取り付いた。

登山道は斜面にジグを切りながら~あくまでも優しく迎えてくれる。「あっ、こんな案内板があったんだ」と気付いてカメラにおさめた、展望台まで0.5km地点である。この他にももっと低いところで~残り1km地点及び1.5km地点にも楽しい案内板がある。視界がどんどん広がって来ると外輪山は近い。


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一旦視界が開けて

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ジグを切りながら登って行く

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こんな可愛い案内板があった(外輪山展望台まで0.5km)

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もう一息で外輪山へ

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