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稜線に出ると一段と大きな展望が広がる。これから向かう稜線に刻まれた登山道、そして東山から西山へと連なる外輪山~その中央にどっしりと溶岩ドームが鎮座するのだ。何度見てもこの広大な光景を目にすると「わぉ~~~」と叫んでしまう。

一旦932mピークとのコルへ下り、外輪山に向かって砂れきの登山道をゆっくりと登って行く。振り返ると支笏湖が雲海の下に姿を現し始めていた。そして西側に視線を移すと延々と雲海が広がっていて、その奥に浮かぶホロホロ山のシルエット~「すごいねぇ、これは」「あれは羊蹄山じゃない?」それは遠くに少しだけ頭を出していた。


稜線を外輪山に向かって
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支笏湖方面を覆う雲海


稜線の西側に広がっていた雲海


雲海の奥にホロホロ山が浮かんでいた


外輪山に向かって


【樽前山に咲く花々 その2】

コメツツジ

アリドオシラン
 
イワギキョウ


東山ピークに向かってどんどん登って行く。前方には大きな雲海が広がってきた。さすがにこの頃になるとすれ違う登山者も増えてきた。単独の人やお子さん連れの人等、皆それぞれのスタイルで山行を楽しまれていた。それでも途中の大きな岩陰では、しばらく人影を見ない静けさの中での小休止となった。

西山への分岐を分けて~巨大な溶岩ドームを見ながら外輪山を登って行く。やっと前方に東山ピークが見えて来るともうひと登りだ。振り返ると火口原の奥に広がる雲海を一段と角度を持って俯瞰することになる。


前方にも大きな雲海が広がっていて


溶岩ドームを見ながら外輪山を進む




前方に東山ピークが見えて来た


火口原の奥に広がる雲海を見る (右に932mピークと風不死岳)

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