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雲海がどんどん広がって来た~それはまるで静かに押し寄せる白い波のように延々続く。さらにその奥には小さく夕張山地が浮かんでいた。振り返ると風不死岳とそれを囲むように雲が漂い~支笏湖周辺を囲む山々のシルエットが小さく浮かんでいて~支笏湖も雲の下に見えていた。
そんな光景を満喫しながら登って行く。頂上で寛ぐ人達の姿が近くに見えて来て~ほどなく東山ピークに立つことになる。


雲海の奥に夕張山地が小さく浮かんでいた




振り返ると風不死岳
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頂上で寛ぐ人達の姿が見えてきて



【樽前山に咲く花々 その3】

モウセンゴケ
 
ミヤマホツツジ

オニノヤガラ


頂上からの展望も素晴らしかった。もちろん雲一つないクッキリとしたものでは無かったが、上空の青空と広がる雲海が織りなす光景が目に焼き付く。溶岩ドームと西山、それに続く外輪山を進んで行く人達のシルエット~どれも絵になるものばかりだった。

私達は頂上では休憩することなく、そのまま外輪山を下って行く。眼下に広がる大雲海を見下ろすように~雲海に包み込まれるような錯覚に陥りそうな~そんな心地良さが足取りを軽くする。西山への分岐を分けて7合目ヒュッテに向かって下って行く。押し寄せるような雲海の上にひと筋の飛行機雲が一直線に描かれていた。なんと良いタイミングなのだろうか。

次から次へと登って来る人達、このコースになると一気に賑わいが増して来る。「こんにちは~どうも~」挨拶を交わしながら7合目ヒュッテの駐車場に下り立った。


溶岩ドームと左に西山
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西山へ向かう人達の姿が見えて


眼下に広がる雲海を見ながら下山




押し寄せるような雲海の上にひと筋の飛行機雲が



コースタイム(含休憩時間&花撮影時間)
7合目ヒュッテ駐車場 07:55  風不死岳分岐 08:50-09:00  稜線 10:10  途中休憩20分  東山ピーク 11:25  7合目ヒュッテ駐車場 12:20

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