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函館山を歩いて来た。山頂まで行ったわけでは無く、散策コースを花を愛でながらのゆったりペースである。結果的にはやや風は強かったものの暖かい陽射しを受けながら、函館山を彩る花々を満喫することが出来た。

2016年5月8日早朝、函館山の管理事務所前駐車場に着いた。GW最後でしかも日曜日、前日までの雨も上がって予報通りの好天となれば当然混み合うことが予想されたので早めの行動開始としたのである。6時前の駐車場にスンナリと入り~野鳥の囀りを聞きながらのんびりと準備開始である。駐車場前の高い木に小鳥がとまっていた。逆光ではあるが念のためファインダーを覗くとモズであった。そうしているうちに近くの藪に小鳥が飛び込んだ。う~~ん、枝かぶりだがさっきから囀っていたウグイスだった。

準備を終えて散策路を進んで行く、6時20分。杉の木に囲まれた旧登山道コースを進み、途中で横切る舗装道路から汐見山コースへと向かう。やや風は強いものの、朝の陽射しが周辺をまんべんなく照り付けていた。

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モズ

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ウグイス

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管理事務所前の散策コース入口

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旧登山道コース

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汐見山に向かって

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低木のヒメアオキの花が咲いていた。図鑑では分布は後志地方以南となっている。タチツボスミレとオオタチツボスミレは今が盛り~大きな違いは唇弁の距が白い方がオオタチツボスミレで、葉も円みを帯びていることから判断できる。落葉低木のオオカメノキの花も見られたし、ヒトリシズカやミヤマエンレイソウも散策路脇を飾っていた。

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ヒメアオキ

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タチツボスミレ

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オオタチツボスミレ

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オオカメノキ

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ヒトリシズカ

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ミヤマエンレイソウ

散策路脇のニリンソウの群落が足元に続く。心地良い尾根歩きを終えて旧登山道コースの5合目へ周った。さすがに日曜日とあって次から次へと登って来る人達とすれ違う。満開の桜に包まれながらゆっくりと下って行く。
散策の最後は宮の森コースを歩いた。日射しをいっぱい受けて桜の下を進んで行く・・・気分的には癒しの散歩とでも言えそうである。樹林帯に入ると木道歩きとなり、それを終えるとしっとりとしたムードの杉林である。野鳥の囀りが聞こえるだけの静かな散策コースを心ゆくまで堪能出来た。


9時40分、駐車場に戻ると~さすがにもう満車状態。入れ替わるようにして私達は函館山を後にした。次のページで今回見られた花々を並べてみた。季節ごとに沢山の花々を楽しめる函館山、さすがに札幌からではちょっと遠いが、また機会があったら訪れたいところである。

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散策路脇に咲くニリンソウ

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旧登山道コース

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宮の森コース入口

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木道を進む

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杉林の中を


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